Edgeの検出ボタンを消すには？
Edgeの検出ボタンなんて使わないのにアプデで表示されるようになった場合、どうやって消せばよいんでしょか？
Edgeの検出ボタンを消す方法｜邪魔！消せない？
Edge(Microsoft Edge 111.0)のツールバー右側に検出ボタンが表示されるようにありました。
これはWebページ上でテキストや画像などを選択したときに表示されるメニューです。
この機能は便利な場合もありますが、邪魔だと感じる場合もあります。例えば、テキストや画像をコピーしたいだけなのにメニューが邪魔して操作がしづらいということがあります。
検出ボタンを消すには
レジストリエディターを使って「レジストリ」を編集する方法
あらかじめオプションを指定してedgeを起動する方法
の2つがあります。
あらかじめオプションを指定してedgeを起動するほうがレジストリを触らなくていいのでこちらの方が簡単です。
オプションを指定してedgeを起動して検出ボタンを消す
Edgeのショートカットを作り、「リンク先」の末尾に半角スペースを空けて「–disable-features=msUndersideButton」の起動オプションを追加します。
ショートカットを2つ作ればアイコン表示バージョンと非表示バージョンも用意できます。
また、タスクバーにピンどめしたアイコンにも起動オプションを適用するには、該当のアイコンを右クリック、開いたメニュー内のアプリ名をさらに右クリック、プロパティを選び、同じように末尾に追加します。
「レジストリ」を編集してEdgeの検出ボタンを消す
レジストリエディターを使って「レジストリ」を編集する場合は注意が必要です。間違った操作をするとWindowsが正常に動作しなくなる可能性があります。操作前に必ずバックアップ を取ってください。
以下が手順です。
Windowsのスタートメニューからレジストリエディター を検索して開きます。
HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Policies/Microsoft に移動します。
Microsoft を選択している状態で、右側の何もないところで右クリックし、新規→キー を作って Edge という名前にします。
今作った Edge というキーを選択している状態で、新規→DWORD を作って HubsSidebarEnabled という名前にします。
今作った HubsSidebarEnabled を右クリックして修正 を選び、値 のデータ を0 にします。元々0 になっているはずなので、それを確認してください。以下の画像 のようになっていればOKです。
レジストリエディターは用済みなので閉じまして、Edge を起動します。
アドレスバーに edge://policy と入れて開き、「ポリシー の再読み込み」 を押します。
元に戻す場合は作ったものを右クリックから削除し、再度「ポリシーの再読み込み」をしましょう。
まとめ：Edgeの検出ボタンを消す方法｜邪魔！消せない？
Edgeの検出ボタンを消すには？
レジストリエディターを使って「レジストリ」を編集する方法
あらかじめオプションを指定してedgeを起動する方法
の2つがあります。
それぞれ欠点もあります。
レジストリをいじる方法は「管理されたブラウザ」という扱いになり、Edgeの設定画面からセキュアDNSの設定ができなくなります。
セキュアDNSを使用したい場合は、さらにレジストリを変更する方法があります。
前述のHubsSidebarEnabledと同じ要領で、新規→文字列値を作ります。
「値の名前」を DnsOverHttpsMode にして、「値のデータ」を automatic または secure にします。
さらに新規→文字列値で DnsOverHttpsTemplates を作ります。
「値のデータ」にURIテンプレートを入力します。
例えばGoogleDNSなら https://dns.google/dns-query{?dns} と入力します。
セキュアDNSを使わない人は何もする必要はありません。
一方、起動オプションを追加する方法ではこのような作業も必要なくセキュアDNSも使えますが、例えば外部アプリのURLリンクをクリックしてEdgeが立ち上がった場合には起動オプションが適用されず、例のアイコンが出てきてしまいます。
■レジストリエディターでレジストリ編集する際の注意点
○レジストリはWindowsのシステム設定を管理するデータベースです。レジストリを誤って変更すると、Windowsが正常に動作しなくなる可能性があります。レジストリを編集する前には必ずバックアップを取ってください。
○レジストリエディターはWindowsに標準で付属しているツールですが、一般ユーザー向けではありません。レジストリエディターを使う場合は自己責任で行ってください。Microsoftやこのブログは、レジストリエディターの使用によって生じたいかなる損害についても責任を負いません。
○レジストリエディターで編集するキーや値は、正確に入力してください。間違ったキーや値を入力すると、意図しない結果になる可能性があります。特に、値の種類やデータは注意してください。
○レジストリエディターで編集した設定は、通常は再起動やログオフなしで反映されますが、場合によっては再起動やログオフが必要な場合もあります。設定変更後に反映されない場合は、再起動やログオフを試してください。
