墓場島殺人事件あらすじネタバレ!原作は何話?金田一少年の事件簿

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『墓場島殺人事件』は、『金田一少年の事件簿』での事件の1つ。

金田一少年の事件簿の数あるエピソードの中でもクズ過ぎる犠牲者や、犯人や犠牲となった村の人たちには同情しかないストーリーで根強い人気があります。

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墓場島殺人事件 原作は何話?金田一少年の事件簿

『墓場島殺人事件』は、『金田一少年の事件簿』での事件の1つであり、かつて金田一少年が解決した事件のうちの一件。

元凶のリーダー格の岩野が生きのびる理不尽さも『金田一少年の事件簿』の魅力の一つとなっていますが、単行本第19巻と第20巻に収録。全11話。

テレビドラマでは第2シーズン第8話・第9話として1996年9月7日と14日に、テレビアニメでは第60話~第62話として1998年8月24日~9月7日にかけて放送された。

登場する怪人は「亡霊兵士」(ドラマ版では「生き残り兵士」)

墓場島殺人事件あらすじネタバレ!金田一少年の事件簿

「墓場島殺人事件」は現在では地上波で放送不可能なレベルの超グロシーンや、途轍もなく残虐かつ悲惨な殺害シーンといった演出が盛り込まれており、現在までのドラマ版金田一では1、2を争うトラウマ回となっています。

「春の金田一祭り ~歴代傑作イッキ見せ!~」ではそういったシーンはおそらくすべてカットされ、オブラートな内容になると思われます。


クラスメートの平嶋千絵の実家は、旅館は経営しています。千絵が連休に実家に帰るというのを聞きつけた森下麗美(れいみ)は、みんなで行こうと言い出します。行くのは、金田一、美雪を含むクラスメート7人です。しかし、事前に千絵が言っていたように、着いた所は、大したことはなかったのです。ガッカリしたみんなに、見知らぬ一人のおっちゃんが無人島サバイバルを提案してきます。7人が行くことになりますと、オッチャンは、にっと笑います。

島の名前は”墓場島”、かって太平洋戦争の戦場だったところです。戦死者の遺体も、完全には収容されていません(国内では、まずありえないことですが)。現在無人島です。迎えは5日後に来ます。洞窟を見つけたのですが、洞窟内は白骨体だらけです。7人だけのサバイバルが始まるはずだったのですが、サバイバル・マニア8人が先に来ていたのです。4人ずつに分かれて戦っています。

片方のチーム4人と7人は、合流し同じ場所でキャンプします。夜中、金田一は物音で目覚めますが、誰も聞いていないと言います。しかし、別の箇所で宿泊していた別のチーム4人は爆殺されていたのです。亡霊兵士の仕業だと噂されます。サバイバルチームのひとり・檜山達之は、遺体がなく、防御しやすい洞窟(防空壕)があるといいます。そこに、みんなを案内します。檜山の態度は、極めて高飛車です。小さな洞窟ですので、一人ずつ入ることにします。

そして、洞窟で宿泊した翌朝、チームのひとりが、殺されているのを発見します。不寝番を付けていたのですが、裏をかかれています。既に3日目です。そして、その夜、さらに一人殺されます。いずれも、サバイバル・チームの隊員です。二人目のときには、全員が亡霊兵士を見かけています。そして、金田一も襲われます。本当に亡霊兵士は、存在するのでしょうか、という展開です。以下、最後まで書きますので、ネタバレとなります。

金田一は、島を再度調べなおします。最初に見つけた洞窟には、遺体の数が多すぎます。収容可能人数以上の遺体があるのです。金田一は、今までいた防空壕から移動したものと推理します。何者かが、そこに誘導したのです(この段階で犯人が特定されます)。さらに、上下逆に書かれた遺書を見つけます。しかし、そこに書かれた遺書は最近のものと断定されます。新字が使われていたのです。

さらに、金田一はダイイング・メッセージだと断定します。最近まで生きていた者がいたのです。漢字と仮名は、モールス信号のトンとツーだと推理し、メッセージを解読します。犯人は檜山達之だと断定します。しかも、共犯者がいると・・・・。森下麗美です。フーダニット(犯人は誰)としては、素直な展開です。

ただ、ダイイング・メッセージを後ろ手で書きますと、確かに上下逆になります(自分で試してみました)。面白いトリックです。動機は、2年前に発生した山火事です。サバイバル・ゲームが山火事を引き起こしたのです。山火事により、多くの村人たちが亡くなります。そのため、檜山も麗美も家族を失っていたのです。東京に出てきた時、偶然サバイバル・チームの失火だと知ります・・・・。

檜山は、麗実をかばい自決しますが、麗美は自白します。結構ウェットな結末の多いシリーズです。


はじめが数人やの亡霊兵士を目撃しましたが、あれの正体は最初に爆殺されたと思われていた岩野らの対戦相手のサバゲーチームの米村です。亡霊兵士という第三者を犯人だと思わせるトリックのために真犯人は彼を爆殺の憂き目から生き残らせました。洞窟に漢字とカタカナに変換したモールス信号のダイイングメッセージを残したのも彼です。

■犯人

○檜山達之
大学2年生。
岩野率いるサバゲーサークルメンバーが
引き起こした山火事によって全焼した「黒坂村」の出身者。
森下麗美とは恋仲にあった。
普通の青年だが、岩野達に接近するために
「サバイバルオタク」を演じていた。
事件中も、堂に入った「危ないサバイバル人間」を演じきった演技派。
真相解明後、「亡霊兵士」の罪を1人で背負うために
サバイバルナイフで自害した。

○森下麗美
不動高校2年。
檜山と同じく「黒坂村」の出身者。
檜山達之とは恋仲にあったがトリックのために関係を隠していた。
積極的で活発な少女。
真相解明後、逮捕される。
高校生で、夫も身よりもいないまま獄中で妊娠。

■被害者

○井坂
サバゲーサークルメンバー 米村チーム。 
スキンヘッド。
小型爆弾で3人まとめて爆殺される。

3人のパーツは爆発で混ざり合い、
その死に様は金田一の歴史の中でも相当インパクトがある。

○河野
サバゲーサークルメンバー 米村チーム。
まとめて爆殺された3人中井坂以外の
二人のうちの1人。
死に様にインパクトはあるが、人物の印象は限りなく薄い。

○守屋
サバゲーサークルメンバー 米村チーム。
まとめて爆殺以下省略。

○萩元哲範
大学3年生でサバゲーサークルメンバー 。
まごまごしたメガネデブ。
マザコンで、政治家の母に依存している。
就寝中に刺殺。
寝袋の中で首に銃剣をつき立てられ息絶えていた。

○難波昌平
大学3年生のサバゲーサークルメンバー 。
頬のこけた細長関西弁。
就寝中に後頭部をナイフで刺され刺殺。

○米村
サバゲーサークルメンバー 米村チーム。
視力が低く、分厚いメガネをかけていた。
犯人によって拉致され、メガネを外されのどを潰され
「生き残り日本兵」に仕立てられた。
二日間飲まず食わずで頬が大分やせていた。
金田一一行の前にに姿を見せた後で、事前に与えられていた
毒入りカプセルの仕込まれたパンによって死亡した。毒殺。
拉致時、防空壕の壁に「日本兵の辞世の句」に見せかけた
ダイイング・メッセージを残している。

■容疑者

○平嶋千絵
不動高校2年。
実家が旅館のごく普通の女の子。
引っ込み思案だが、
本当に大事なときは他人のために身を挺することができる。

○陣馬剛史
不動高校2年。
いかついベース顔。
不平不満が多く、態度もでかい。
最初だけ森下麗美とラブラブ。

○岡崎浩司郎
不動高校2年。
普通に気さくそうな好青年。
異常な事件に対し、ガタガタと震えるのは普通だが、
「鉄の人」が多いこの漫画では臆病に見える。
でも「白骨」は大丈夫らしい。

墓場島殺人事件以降は「ゲームの館殺人事件」で再登場してます。

ハジメの中学時代を描いた「キャンプ場の怪事件」に登場しておりハジメや美雪や草太とは同じ中学からの出身でもあります。

○岩野渉
大学4年生のサバゲーサークルメンバーでチームのリーダー格。
外面的にはみんなをまとめるさわやか好青年。
しかし、サバイバルゲームで
「黒坂村全焼事件」を引き起こしたメンバーの1人で、
事件中は命が狙われているのを知り、
「意図を隠して金田一に身代わりをさせる」
という最低な行為をする。

その後物語で 岩野は事情聴取を受けたようですが 裁判次第というところ。

容疑は過失ですし 判決が降りたとしても執行猶予も付く可能性が高いでしょう

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