自由在不自由中の意味は?福沢諭吉の中津留別の書や西洋事情

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自由在不自由中の意味は?

自由の意味を履き違えている風潮の現代、福沢諭吉の中津留別の書の解釈が問われそうです。

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自由在不自由中の意味は?福沢諭吉の中津留別の書

福沢諭吉は「西洋事情」のなかで「自由」という言葉を使っているように「自由独立」が人として最も大事なものであると言うことを生涯説いた方です。

その中で自由は単なる我侭とは違うと言ったのが「自由在不自由中」(自由は不自由の中にあり)です。

「不自由があるからこそ自由がある」とか「自由は人としてやらなければいけないことをちゃんとやった上での自由である」というような意味になりそうです。

個人的には、福沢諭吉はは「自由を履き違えんなよ」と言いたかったのではないかと推測します。

福沢諭吉は中津留別の書の前文を次のように記しています。

「ひと口に自由といえば我儘のように聞こゆれども、決して然(しか)らず。自由とは、他人の妨をなさずして我が心のままに事を行うの義なり。」

「他人の妨げをなさずして」とは「不自由があってこその自由である」と解釈することができそうです。

ほかにも福沢諭吉は

「一身を自由にして、自ら守ることは、どんな人にでも備わっている天性であり、人情に近いもので、この自由を守ることは、財産を守るよりも大切なことである」

「勉強が終わって、遊びに行きたいという子どもに対して、親といえどもこれを止めることはできない」

とも言っています。

福沢諭吉 中津留別の書
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