丹羽隆文・玲子夫妻は２０１４年９月に発生した御嶽山の噴火に巻き込まれた登山客。
この噴火では、６３人の人が亡くなったり行方不明になるという悲惨な出来事でしたが、「ワールド極限ミステリー」でも紹介されました。
丹羽隆文・玲子夫妻｜御嶽山噴火に八丁ダルミで遭遇
御嶽山噴火の中で、丹羽隆文さんとその妻の玲子さんも巻き込まれました。
彼らは御嶽山で登山を楽しんでいましたが、八丁ダルミに差し掛かったところで噴煙や噴石が襲ってきたため、玲子さんは重傷を負いました。
しかし、丹羽隆文さんは妻を守るために必死になり、山小屋まで彼女を運びました。その後、救助されましたが、玲子さんはこの出来事で亡くなってしまいました。
その後、御岳山の規制が解除されることになり、丹羽隆文さんは妻の最期の場所に立ち、彼女の魂を供養に毎年足を運んでいるそうです。
丹羽隆文さんは妻を守れなかったことに悩みながらも、亡き妻との約束を果たす決意を持っています。
御嶽山噴火とは
2014年9月27日、長野県と岐阜県の県境にある御嶽山が噴火しました。噴火警戒レベル1の段階で発生したことなどの様々な要因により、火口付近に居合わせた登山者ら58名が死亡、行方不明5人、日本における戦後最悪の火山災害となりました。
噴火は、午前11時52分に発生しました。噴火の規模は、噴煙の高さは約2万メートル、噴出物は火山灰、軽石、噴石などです。噴石は、火口から最長約1キロ離れた場所まで吹き飛び、登山者らを直撃しました。
死因のほとんどは、噴石による頭部や胸部への損傷でした。また、噴煙や火山灰を吸い込んで窒息したり、低体温症になったりする人もいました。
噴火後、消防や自衛隊などの救助隊が投入され、3日間で58人の遺体が発見されました。行方不明の5人は、現在も捜索が続いています。
この噴火は、日本における火山災害の危険性を改めて認識させるものとなりました。気象庁は、噴火警戒レベルの引き上げ基準を見直し、噴火の兆候をより早く察知できるようにするなどの対策を講じています。
御嶽山噴火から9年が経過した現在も、犠牲者の遺族や地域住民の悲しみは癒えていません。今後も、火山災害への備えをしっかりと行い、被害を最小限に抑えられるよう努めていく必要があります。
丹羽隆文・玲子夫妻｜ワールド極限ミステリーで御嶽山噴火
ワールド極限ミステリーで丹羽隆文・玲子夫妻が遭遇した御嶽山噴火が紹介されました。
■放送内容
★御嶽山噴火…奇跡の生還者が初告白！夫婦の愛と別れの実話
戦後最悪の「御嶽山噴火」…ＴＶ初告白！８年目の新事実…「必ず生きて帰る」夫婦を襲った噴石と火山灰＆登山客４９人を救った英雄＆レスキュー隊▼生死を分けた判断とは？
★戦後最悪の火山災害“御嶽山噴火”9年前のあの日何が起きていたのか生還者が初告白！火口近くにいた夫婦を襲った大噴火…噴石に砕かれた妻の腰…生と死のはざ間で夫が伝えた愛と感謝！★迫り来る直径４０ｃｍの噴石のなか登山客49人を引き連れ下山を決断した山荘主人の奇跡の生還★猛毒ガスのなか登山客の救出に命がけで向かったハイパーレスキュー隊の想像を絶する救出劇！…生と死を分けたものは何だったのか！？
引用：https://tv.yahoo.co.jp/program/117227389
