千と千尋の神隠しハクは千尋の兄?

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映画「千と千尋の神隠し」で「ハクは千尋の実の兄」説というYouTube動画がありますが真相は?

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千と千尋の神隠しハクは千尋の兄?

YouTubeで紹介されている映画「千と千尋の神隠し」「ハクは千尋の実の兄」説とは、内容は、

・ハクは生前川に落ちた千尋を助け、溺死した。
・千尋は兄の死因となったので母は無意識に千尋に冷たい態度を取ってしまう。
・ハクが神なら、他の神と同じように夜にならなければ見えないはずなので、ハクは神ではない。これから神になる途中の段階(生前は人間)

というものです。

ハクは「白蛇伝」の白蛇から名前をとっていると思います。

中国の古くからある、人間ではないものと人間との恋愛物語です。

白蛇が娘の姿になり、冥界に迷い込んだ男に恋します。

これは宮崎駿さんがアニメーターになることを決意させたアニメ映画です。

「千と千尋の神隠し」では白蛇ではなく日本的に水神(つまり龍)が人間の姿になって現れます。

ハクは白蛇伝へのオマージュでもあるんです。

ハクの本名はニギハヤミ・コハクヌシ。

千尋が小さい時に住んでいた地域にあった川がハクの正体です(川は埋め立てられてしまってもう無いそうです)小さい千尋は琥珀川に誤って落ちてしまいます。時折出て来る川や靴のはその出来事を表していたようです。

多分「コハク」は「琥珀」(琥珀主?)だと思うのですが漢字での表記は見当たりませんでした。

また日本神話に「饒速日(にぎはやひ)」という神様の名前があります。これをもじったものかと思われます。

なぜハクは湯婆のハンコを盗んだのかというと、湯婆婆の命令によるもの。

「魔女の契約印」契約書にそのハンコを押すと、労働者じゃなくて奴隷に変わるらしいです。

そのために湯婆婆はそのハンコを欲しがっていたらしいです。

ただ千と千尋の神隠しの絵コンテのなかで宮崎駿が言及している資料があります。

絵コンテp484-485カット1042-1045には、釜爺がハクを助け、寝かしたあと千尋に対して言うセリフ(本編では「ハクはな、突然ここへ来て魔女の弟子にさせてほしいといった」などの発言に変更されている)に以下のものがあります。

釜:「でもナア、さすがはハクだ。命令でしかたなくぬすんだんだろうが、ゆバーバにハンコをわたさなかったんだからな。そのハンコがあれば湯屋の労働協約を変えられるんだ。そしたらここで働いてるオレ達はみんな魔女のドレイにされてしまう。」

千尋:「わたしもうドレイかと思ってた。」

釜:「フン。俺たちはれっきとした労働者だ。自分できめてここで働いているんだよ。風呂屋にいるのも出ていくのも自由さ。本当の名前を魔女にはひみつにしているからな。」

改変した意図は、単純に銭婆のところでハンコに対して「これがなんだか知ってるかい?」という銭婆の質問に対して「ううん」と正直に答えさせるためだと思われます。

映画のラストでハクが千尋と別れた後、ルールはルールで湯婆婆に八つ裂きにされたのかとういと、ハクが八つ裂きにされるシーンというものはこの世には存在しません。

映画の設計図である絵コンテにはそんなシーンはどこにも描かれてません。

大方、“最後に画面にハクの「手だけ」が名残惜しそうに映っている”という別れの場面を紹介した文を読んだか聞いたかしたどこかのオッチョコチョイが

「え!?“ハクが手だけ”!!バラバラなんだ。そういや八つ裂きとか言ってたな」

と面白半分で言っているだけでしょう。

トトロは死に神と一緒の根も葉もないデタラメです。

それから、湯婆婆がハクを八つ裂きにするというのは
ルールでも何でもありません。

ハクが身の程もわきまえず湯婆婆に意見をし、坊という湯婆婆の弱みに付け入って千尋の契約を破棄させ両親と共に人間の世界に返す事を迫ったので弟子に反抗されて面目を失った湯婆婆が怒りのあまり放った脅しの言葉です。

同時にそれはハクの言葉が命をかけたものであるのかハクの覚悟を量る言葉でもあります。

つまり、湯婆婆にハクが八つ裂きにされるかどうかは千尋が受けた豚選びの試練のような決まり事ではなく湯婆婆の胸三寸、湯婆婆次第だという事です。

ハクにしろ湯婆婆の脅しの言葉に無言ですから約束としても成立していません。

そうされるなら致し方なしという覚悟を示した訳です。

実力はともかく、ハクが湯婆婆に抗えるかどうかという問題ですが
公にされている資料というと
・映画の中で描かれている湯婆婆がハクに仕込んでいた呪いの虫が千尋のよって踏み潰されている事
・ハクが本当の名前を思い出したからもう大丈夫だと言っている事
※出版されている絵コンテのみの内容で映画では描かれていませんが
湯屋で働いている人々は実は契約書に本名を書いておらず
偽名を書いて湯婆婆に完全に支配さる事を免れていますが
ハクだけは本名を書いてしまって完全に本当の名前を奪われてしまっていた。
湯婆婆が魔女の契約印を欲しがったのはそれを使えば契約内容を好きに変えられるので
湯屋の従業員を奴隷化しようとしていた、という事が
釜爺によって千尋に語られます。

ハクも契約している以上自由に湯婆婆から離れる訳にはいかないけど
千尋のお陰で本当の名前を取り戻しているので、今までのよう危ない仕事を押し付けられたりはしないだろと思えます。
ハクが元の世界に戻れるかどうかは、コハク川を埋め立てた人間たち次第ではないでしょうか。
コハク川はもう無いけど、新しい川は生まれるかも知れないし。
「きっと会える」は千尋へのハクの信頼と期待がこもった言葉なのでしょう。

千尋が最初振り返らなかったのは私もハクの言葉を思い出したからだと思います。

トンネルを抜けた千尋の後ろに留められた髪留めは
銭婆が「魔法をつかったら意味がない」と言っていたので
特別な力は発揮していないはずです。

髪留めが光ったのは
銭婆が「一度あった事は忘れない」と言っていたように
もし千尋がそれまでのことを夢のように忘れていたとしても
思い出はしっかり千尋の心に刻まれているという事を表しているのでしょう。

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