トカラの法則|トカラ列島の地震で大地震予知の都市伝説に注意

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トカラの法則で大地震予知ができる?

バヌアツの法則のようにトカラ列島の地震で大地震がくるという「トカラの法則」は本当なのでしょうか?

h2>トカラの法則|トカラ列島の地震で大地震予知の都市伝説に注意

鹿児島のトカラ列島の群発地震はトカラの法則と言う俗説があります。

トカラ列島の地震で大地震がくるという「トカラの法則」は、科学的には確立された法則ではなく、ある人々の主張や錯覚に基づいて広まったものです。実際には、トカラ列島で発生する地震が九州まで影響を及ぼすことは、物理学的には起こりにくいことが分かっています。

トカラ列島では確かに地震が多く発生しますが、それが必ずしも大地震を予示するものではありません。地震の前震と後震という時間的な因果関係による誤謬(誤った認識)が、この「トカラの法則」の根底にあるトリックです。人々は、前後に起こった出来事に関連性を見出しやすい性質があり、地震が多く発生すると、それらを大地震の前兆と誤解しやすくなります。しかし、実際には地震の前兆として特定の地震が他の地震に直接つながるわけではありません。

トカラ列島の群発地震が火山性であれば、震源が比較的浅い部分にあることが多いですが、現在の地震は深い部分で発生しています。これについて、一部の人々は通常の群発地震と主張していますが、専門家の多くはこれを前震と考えており、注意が必要だと警告しています。

また、琉球海溝が南海トラフと直結していることから、大規模な地震が発生する可能性は否定できません。しかし、具体的な予知が難しく、気象庁などの専門機関が地震の発生を正確に予知することは難しいです。そのため、地震に備えるための適切な対策や防災意識が大切です

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トカラの法則やバヌアツ法則のデマに注意

バヌアツ法則やトカラの法則はNHKのニュースなどで取り上げられることもありません。

トカラ列島は火山の島で群発地震という活動があることで有名です。同じようなサイズの地震がダラダラと起きる活動です。悪石島や小宝島の震度観測点のそばで地震が起きているので震度1以上になって、地震速報が出ることが多いです。前回は2016年に起きています。

引用:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210410/k10012967021000.html

専門家「構造線を背景に起きている可能性」
鹿児島県のトカラ列島近海を震源とする地震が9日夜から相次いでいることについて、南西諸島北部の地震活動に詳しい鹿児島大学南西島弧地震火山観測所の仲谷幸浩特任助教は「この領域では、『トカラギャップ』と呼ばれる海底地形のくぼ地がおおむね東西に延びていると考えられている。こうした境界があることで横ずれ断層型の地震がしばしば起きており、今回の地震活動もこの構造線を背景に起きている可能性がある」と指摘しています。

そのうえで今後の見通しについて、「2000年にマグニチュード5.9の地震が起きた際にもしばらく活動が続いたので、引き続き十分注意する必要がある」と話しています

h2>まとめ:トカラの法則|トカラ列島の地震で大地震予知の都市伝説に注意

結論から言うと、「トカラの法則」は科学的な根拠がないと考えられています。

「トカラの法則」とは、トカラ列島近海で地震が頻発した後、国内で大地震が起きるという説です。しかし、気象庁のデータベースによると、トカラ近海で地震記録が残る1951年以降の71年間、一定期間に複数回起きた地震群は89件ありますが、収束から1カ月以内に国内でマグニチュード(M)6以上で震度5弱以上の大地震が起きたのは36件に過ぎません。このことから、地震群の収束と大地震の発生の間には、必ずしも関係があるとは言えません。

また、トカラ列島近海は、日本列島の東西に延びるプレート境界である「九州弧」の一部であり、地震活動が活発な地域です。そのため、地震群が発生する頻度が高いというだけで、大地震の発生を予測する指標としては不十分であると考えられます。

もちろん、トカラ列島近海で地震が頻発した後、国内で大地震が起きたことは過去にもあります。しかし、これは偶然の一致である可能性も十分にあります。

したがって、トカラ列島の地震で大地震がくるという「トカラの法則」は、現時点では信憑性に乏しいと考えられます。

なお、トカラ列島近海は、南海トラフ地震の震源域に近い地域であるため、大地震が発生する可能性は常に存在します。そのため、地震に対する備えをしておくことが重要です。

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