原動機研究部(静岡県立伊豆総合高校)とは?カブカップ日本GPで廃部?

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原動機研究部とは全国的にも珍しい本物のエンジンに触れながら研究をする部活動で、静岡県立伊豆総合高校で公認を受けています。

ただ2019年に「カブカップ日本GP」というレースに高校生として初出場したことをめぐり、学校との行き違いにより廃部の危機に立たされるというピンチを乗り越えた経緯があります。

伊豆総合高校 原動機研究部と言う部活動で生徒中心にエンジンの構造を調べたり分解整備などをしている部活となります。

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原動機研究部(静岡県立伊豆総合高校)とは?

静岡県立伊豆総合高校の原動機研究部は、前身の修善寺工業高校の時代からあり創立してから30年以上の部活動歴を歴史を誇り、
過去には1リットルのガソリン燃料で、どれほどの距離を走行できるかを競う「Honda エコ マイレッジ チャレンジ」にも参加をしていたようです。

ところが静岡県立大仁高等学校が統合して現在の総合高校として新設されると風向きは大きく変わり、
原動機研究部で認められた活動内容は、自動車やエンジンの仕組みにについて調べるのみ。

実際に自動車に関わる機会もなく、そもそも学校の高速では『3ない運動』(免許を取らせない、車両を持たせない、運転させない)を推奨していて、
原則として生徒は車やバイクの免許を取ることができず、特例を除いては原付バイクにすら乗ることができませんでした。

そうした中、原動機研究部の部員の父親が「株式会社 A・Q・M.Company (アキュームカンパニー)」に学校の文化祭に関して相談を受けます。

店舗にレーシングカーを展示していたことから「学校祭で展示したいので貸してもらえないか?」というもので、
様々な手続きを経て展示を実現させると、全校生徒から熱い視線を集めることに成功。

原動機研究部の部員はというと、乗り物に対する情熱を抑えきれなくなり、
アキュームカンパニーとともにいろいろと考え、学校側とも相談をした結果、実際のエンジンを触れることは認めてもらえるようになります。

エンジンの基本中の基本であるホンダスーパーカブのエンジンを調べては分解・整備するという活動を来る日も続ける中、
いつしか本当のレースに参加できるようにならないか?と考えるようになります。

そこでアキュームカンパニーが考えたのは免許なしで走れるFSWの練習用のクローズドコース。

未成年も保護者の同意のもとで使えるコースで免許は不要なので校則違反にならずにバイク(スーパーカブ)の動作チェックや運転の練習ができます。

原動機研究部は顧問に説明し保護者同伴のもとで週末を利用してカートコースでの練習をスタートさせました。

原動機研究部がバイクレース「カブカップ日本GP」参加!

カートコースを使うにも費用がかかるため部員は学校の許諾を得て、農家の農機具のメンテナンスや畑仕事を手伝うアルバイトをして自らコース代やガソリン代などに充てていました。

運転技術を向上させるために、アキュームカンパニーを通じてイタリアのオートバイ「ドゥカティ」乗り約2000人が所属する愛好家団体「ドゥカティ・オーナーズクラブ・ニッポン」(略称・ドカポン)
に協力をしてもらえるようになり、2019年8月に念願のバイクレース「カブカップ日本GP」に参加が認められます。

「カブカップ日本GP」とは富士スピードウェイ(以下FSW。静岡県駿東郡小山町)で毎年開催される3時間耐久レースで
使用できるバイクはホンダのスーパーカブに代表されるビジネスバイクのみ。

FSWも毎週末にやってきては練習用のカートコースを走る原動機研究部の存在はもちろん知っていて、
「カブカップ日本GP」に参戦するために日々マシン研究とチューニングを重ねていることや部員が安全に走行できるレベルの運転技術に達していることも観ていたことから、
特例的に出場を認めて初の高校生チームとなりました。

ところが、原動機研究部が「カブカップ日本GP」に高校生として初出場することが大々的に報じられると学校側が手のひらを返してきます。

「学校が決める年間計画以外の活動は認める事は出来ない」とレースの出場を禁止するという通達を出します。

ただ原動機研究部は学校側の反対を押し切って史上初の高校生チームとしてレースに参加。結果は19チーム中11位だったそうですが、彼らにとっては納得のいくものだったのではないでしょうか

原動機研究部の廃部危機の背景

原動機研究部が「カブカップ日本GP」に強硬参加したことを受けて、廃部の危機にさらされたという風にメディアでは報じられていますが、調べてみると、学校側とは意見の食い違いが見られます。

原動機研究部の顧問の先生は確かに部員が「カブカップ日本GP」に出場することは事前に聞いていたものの、

学校名がでるなんて思っていなかった
個人で活動するものと思っていた

と認識しています。

一方の原動機研究部の部員たちは大会出場を事前に部として出場することを顧問に説明していたとしています。

また「出場するな。勝手なことをするな。何かあったらどうする?このまま活動したら廃部だぞ」とも言われ、
原動機研究部の活動は大幅に制限されたと報じられているものの、顧問はメディアの取材に対して「廃部にするなんて言っていませんよ」と否定。

「廃部という言葉を使って分かりやすく話したことはあるかもしれませんが、本当に『廃部になる』とは一切言っていません。話が独り歩きしてしまっています。」

と弁明し、部員たちと学校側で揉める顛末となりました。

原動機研究部は署名で存続へ

原動機研究部は「カブカップ日本GP」の参加も含めて部の存続を訴えるために、「Change.org」などで署名活動を開始。

Change.orgとは様々なキャンペーンへのオンライン署名収集するウェブサイトで1,490人の賛同者を集めることに成功し、
さらに原動機研究部の部員たちが自分たちの足で集めた署名を元に学校側と再交渉。

伊豆市の市会議員も立ち会う異例の話し合いの場が設けられ、
学校側の要求も受け入れながら、原動機研究部の廃部は免れることになりました。

ちなみに、原動機研究部の署名も学校の指導よるものということで「自分たちの活動が支持されると思うなら賛同者の署名を集めるべきだ、少なくともその数は生徒数と同じでなければだめだ」という趣旨だったそうです。

原動機研究部の部員がが車両レースへ!

結果として原動機研究部としてはバイクレース大会への参加は認められず、部活動から明確に区別されることになりました。

市販のバイクや自動車などをベースとして、改良された車両でのレース活動への参加はあくまでも個人活動(保護者の責任のもとで行う活動)となりました。

付け加えて「伊豆総合高校 原動機研究部」の名前だったフェイスブックページも、もともと学校公式ではなかったため改名が必要となった
入学を考えている中学生がに誤解を与えかねないということで、現在は「双輪道 練成会」を名乗って更新を続けています。

廃部危機を脱した原動機研究部の部員たちの次なる目標はレース大会への出場。

16歳以上であればメカニックとして大会へ登録ができる大会があるということで、
アキュームカンパニーが走らせているレーシングカーの製作並びに整備と実際のレーススタッフとして参加を目指しています。

高校生が出場するレースは参加チーム数は、15?20チームほどの予定でヴィッツのエンジンを使用。
チーム構成は5ドライバー、総監督、ドライバーサポーター、タイムキーパー、車両管理者の5名で、
ドライバーと総監督は大人が担当し、残りの3つの役割を学生が担うとのことです。

原動機研究部の概要

【部員】
3年生  男子0名 女子0名
2年生  男子4名 女子0名
1年生  男子3名 女子0名    計7名

【活動日】
毎週火・木曜日

【活動場所】
機械棟実習室 他

【部活動紹介】
 原動機研究部では、新エネルギーへの対応を兼ねた教育の一環として燃料電池を動力とした車両の製作を行っています。
車両製作を通じて、原動機だけでなく自動車の仕組みを学び、機械工学類型実習棟にある工作機械の使い方などを練習することができます。10月下旬に開催される静岡県高校生エコラン大会に向けて活動を行っています。

具体的な活動
(1)自作燃料電池車の製作
(2)製作した車両を用いた車両の評価のための試験走行
(3)静岡県高校生エコラン大会への参加
(4)文化祭における部活動の展示

引用:http://www.edu.pref.shizuoka.jp/

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