源氏物語の小説おすすめは?現代語訳で中学生でも分かりやすいのは?

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源氏物語の現代語訳版でおすすめの小説は?

現代語訳の源氏物語を中学生が読んでも分かりやすい小説は?

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源氏物語の小説おすすめは?現代語訳で中学生でも分かりやすいのは?

中学生レベルでも源氏物語の概要を知るのにおすすめの小説について、まず源氏物語の現代語訳版小説は大きく二種類に分けられます。

一つは、主に学者による、本当に源氏物語を現代語訳したもの。もう一つは、主に作家による、源氏物語を分かりやすく書き改めたもの。

前者は内容的に正確ですが、言葉が難しいものが多い。後者は、分かりやすくて面白いけど、不正確というか、源氏物語にはない作家のオリジナル展開が少なからず含まれる(原作とTVドラマで設定が違うとか、いくらでもあることですよね。それと一緒です)

田辺聖子先生は、“「わかりやすい『小説』」として仕立てた”と明言しておられます。

有名な『あさきゆめみし』も、作者の大和先生は「盛り上げ過多」と文庫版あとがきで自己評価しておられます。

円地文子先生は、「こうした加筆を古典に対する例を失した態度と見る読者もあるかも知れない。しかし、私は、奇を衒ったり、原作を歪曲したりするためにこの加筆を行なったのではない。『源氏』を読んでいる間に、それらの部分に来ると、いつも憑かれたように湧き立ち、溢れたぎり、やがて静かに原文の中に吸収されてゆく情感をそのまま言葉に移して溶かし入れなければいられないままにそうしたのである。

小説ならば瀬戸内寂聴さんが書かれた「源氏物語」が読みやすくおすすめの一つでしょう。

比較的簡素というか読みやすいものでしたら角田光代さんの小説もオススメです。

谷崎潤一郎の『新々訳源氏物語』が現代語訳では最高峰とされます。

谷崎潤一郎は何回か現代語訳を改定していて、彼は単なる訳業をするだけではなく、当時の状況を知るため、天台宗の僧侶に取材もしたそうです(平安時代は仏教が一般教養だったため、源氏物語への理解を深めるため、当時の知識を知ろうとしたのです。)

まとめ:源氏物語の小説おすすめは?現代語訳で中学生でも分かりやすいのは?

そもそも、源氏物語の原本が存在していないので、現実には室町時代初期の河海抄という注釈本や、特に江戸中期の湖月抄という校訂本兼注釈本を参照したものとなり、正確な源氏物語の現代語訳は存在しません。

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