ガリバー旅行記あらすじ解説

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「ガリバー旅行記」はアイルランドの風刺作家ジョナサン・スウィフトによる作品。

架空の旅行記の体裁を取りながら、当時のイギリスの社会や政治を風刺した小説。

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ガリバー旅行記あらすじ

船医ガリバーは東インドへの旅の途中、嵐に巻き込まれて船は難破し、ガリバーは遭難してしまいます。
その後、漂着した「小人の国」で戦争に巻き込まれ、帰国後にまた旅に出ると、「巨人の国」で性的に色々あったり、科学の発展した空中都市「ラピュータ国」に行ったり、「日本」に訪問したりと多くの国を周ります。
帰国後に結婚までするものの、野に咲く花のように 風に吹かれて放浪の虫が疼きだす。
最後の旅と決め「フウイヌム国」へ。
そこは馬の国ですが、非常に平和で合理的、ある意味では完全社会とも言える国。
ですが、そんな完全な国で唯一の厄介な存在「ヤフー」
人間に似てはいるものの、毛深く鋭い爪を持つ彼らが完全社会の厄介者として存在しています。
しばらくは平穏に暮らしますが、ある日ガリバーは雌のヤフーに教われ、自分もヤフーなのではないかと考えるようになります。
そして、完全な社会性を持つフウイヌム国の馬に憧れ、人間を止めて馬になろうと、そしてこの国に永住する決心をしました。
しかし、フウイヌム国の馬たちは、ヤフーに姿が似ているガリバーを「ヤフーである」として、追放の決定します。
その後、帰国は果たしたもの、すっかり人間嫌いになったガリバーはもはや息子すら嫌い、一切人間とは会わずに数十頭の馬と幸せに暮らしましたとさ。めでたし、めでたし。


旅行記は4部ありますがパターンが似ていてはじめは流れ着いた国を賛美するがやがてあらが見え出し、国外退去するものです。

4部の馬も例外ではなく神のような馬と野獣のような人間の対比ですがこの馬とて最初はあらのひとつも無い様に書いてありますが、結局は人種差別され追い出されます。馬も理想の人(?)ではなかったわけですね。争いも無く平和で理知的ならガリヴァーを裁判にかけ、ヤフー扱いに戻すか国外退去せよなどということはしないはずですから。

とにかくガリヴァーは国外退去を選択、どこかの無人島で隠者の暮らしをと願うのですがお決まりのパターンですぐ親切な船に発見され、イギリスに戻る羽目になります。(当時海は海賊船のほうが多いのですが運のいい人です。ガリヴァーも3・4部で海賊にあってますが)そして馬を2頭買って、完全な変人で過ごしたようです。

■補足 小人国編のあらすじ

浜辺で目覚めたガリバーは体が動きません。手のひらに乗るくらいの大きさの人達がガリバーの体に縄をかけて拘束しているのです。縄を引きちぎったガリバーを小さな人達が槍で攻撃します。 突然現れた大男に興味を持った、そこ国の王様・女王様に面会し、居住を許されたガリバーは人間山と呼ばれ、国民と仲良く共存します。人間山を一目見ようと、国中から人が押し寄せました。ガリバーは人間山として子供たち遊ばせたり、違う国から船で軍隊が押し寄せてきた時には大きな風を起こしたり、縄で引いて追い返したりとても役にたつのでした。しかし、あまりに大き過ぎたため、食料をたくさん与えなければならず、困った国王は毒によるガリバーの暗殺を決意するのでした。仲の良い小さな国民からそれをこっそり告げられガリバーは「私はこの国を出ようと思います」と王様に告げ、信頼できる小さな仲間達に手伝ってもらい、船を作って国を出ます。出発の時王様は「これも是非乗せて行きなさい」と小さな牛や羊なども船に乗せてくださいました。 そうしてまた1人で海をさまよっていたガリバーはイギリス船を発見し、助けてもらいます。その船の船長はじめ、乗組員に小さな人達の国の話をしても初めは信じてもらえませんでしたが、一緒に連れてきた小さな家畜を見せる事で信じてもらえました。そうして家族の待つイギリスへと帰り着いたのガリバーに息子は「パパ、もうどこにも行かないでね!」と抱きつき、ガリバーは「ハハハ!もうどこにも行かないさ!ずっと一緒だ!」を笑顔で答えるのでした。

ガリバー旅行記の解説

全編通して、レミュエル・ガリバー医師の旅した不思議な世界の冒険録として書かれています。
表面上は一種のファンタジーであり、実質は現代社会(作品が書かれた1700年代前半のことですが)への
風刺や社会批判として構成されています。

「巨人の国」は、「ブロブディンナグ」と云う国です。
この国では小人であるガリバーは、捕われて見世物のようになりますが、王妃に保護され、
良い待遇を受けることになります。しかし、実際は愛玩動物のような扱いを受けているに過ぎません。
ガリバーの収められた箱が鷲に奪われ、これを海上で落とされたことにより、
偶然祖国イギリスの船に救助されたガリバーは、故郷へ帰ることになります。

「ラピュータ」は、漂流中のガリバーを救助した空飛ぶ王国です。
優れた科学技術を理想や上っ面の快適さなどに費やし、実質的には荒廃しつつあります。
魔法使いの国を経由してガリバーは本国に帰還します。

「馬の国」は「フウイヌム」と云います。
全編を通して、もっとも優れた理想的な国家であるように描かれています。
合理的で、理知的で、平和な国の住人であるフウイヌムは馬なのですが、
ここに野蛮で邪悪な、見にくいヤフーという生物が存在します。
無駄な争いを繰り返し、ヤフーたちに毛嫌いされています。
しかし、姿形からも、このヤフーこそが人間であるようです。
ガリバーは、自分がヤフーであることに絶望し、フウイヌムになりたいと切望しますが、
それは叶えられることはありません。
ポルトガル人船長により、ガリバーは救出されて本国に帰還しますが、
自分が醜いヤフーであり、フウイヌムに理想を見るガリバーを周囲は狂人のように扱います。

「出来るだけ人間とは口を利かない(馬と時間を過ごすことが多い」、「臭いヤフーではあるが、奥さんとは、テーブルの反対側であれば、一緒に座れるようにどうにかなった」とか言ったところまでは、ガリバー旅行記自体に書いてあります

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