偏差値換算とは?やり方は?合格最低点と関係は?大学入試・受験

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大学入試で偏差値換算とは?

大学受験で合格最低点を見ると偏差値換算と書いていることがありますが、どんな意味・どんなやり方で計算しているのでしょうか?

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偏差値換算とは?合格最低点と関係は?大学入試・受験

大学入試における偏差値換算とは、受験者の得点をすべて同じ尺度で比較できるようにするための方法です。

偏差値換算は、異なる科目の得点を比較したり、合格可能性を判断したりするために使用されます。

大学入試では、受験者が選択する科目によって、平均点や難易度が異なる場合があります。例えば、数学は平均点が40点で物理は平均点が65点だった場合、同じ50点を取っても、数学の方が物理よりも良い成績と言えます。

偏差値換算やり方・計算方法は?

偏差値換算は、以下の式を使って計算されます。

偏差値 = (得点 – 平均点) / 標準偏差 × 10 + 50
得点: 個人の得点
平均点: 受験者全体の平均点
標準偏差: 点数のばらつきを表す指標

偏差値換算の例

例えば、数学の平均点が40点、標準偏差が10点だった場合、50点を取った受験者の偏差値は60になります。

偏差値 = (50 – 40) / 10 × 10 + 50 = 60

偏差値とは?

「偏差値」とは「平均値を 50、標準偏差を 10 に規格化した正規分布」における「確率変数値」です。

つまり「受験者全体の得点の分布の中で、どの辺にいるか」ということであって、「順位」と同じ暗示ようなものに過ぎません。

ただ、各教科の分布はまちまちなので、それを「公平」に規格化してから合計して順位を付けますよ、というのが偏差値換算です。

従って、その大学のその年の受験者の「得点分布」が分からないと偏差値換算は計算できません。

ちなみに、「偏差値」とは具体的には下記のような「順位」になります。
偏差値80:全体の分布の中で上から 0.15%、つまり「1000人中1~2番目」
偏差値70:全体の分布の中で上から 2.3%、つまり「1000人中23番目」
偏差値60:全体の分布の中で上から 16%、つまり「1000人中160番目」
偏差値50:全体の分布の中で上から 50%、つまり「1000人中500番目」
偏差値40:全体の分布の中で上から 84%、つまり「1000人中840番目」
偏差値30:全体の分布の中で上から 97.7%、つまり「1000人中977番目」
偏差値20:全体の分布の中で上から 99.8%、つまり「1000人中998~999番目」

まとめ:偏差値換算とは?やり方は?合格最低点と関係は?大学入試・受験

大学入試は、受験生を「入試問題」によって「上から順に並べ」、一定の数値より上を合格者とするシステムです。

ただ、その数値が「素点」でなく、「偏差値」に変わったことについては、理由があります。

偏差値換算とは、特に「地歴」の問題の難易度を調整するために設けられた制度です。

大学入試で偏差値換算とは、選択科目で不利にならないようにするために大学独自の計算法で得点(素点)を偏差値換算した数値に直して合格最低点を決める方法です。

単純に、得点比較で合否をしてしまうと、ある年には「日本史」選択者が多く入学し、別の年は「地理」選択者が問題の難易度が違ったために多数入学することになります。

それを、防ぐ目的で導入されたものです。

具体的には、大学入試では選択科目ごとに平均点が異なる場合があります。例えば、化学の平均点が40点で物理の平均点が65点だった場合、化学50点と物理50点では、平均点よりも得点が高い科目が同じ評価になることになり、公平性が欠けてしまいます。そのため、各科目の得点を偏差値換算した点数に変換して合計し、合否の判定に用いられます。

偏差値換算は、全体の平均点が100点満点の場合、受験者全体の平均点が50点になるように調整されます。このため、300点満点の入試では、合格最低点は一般的に150点に設定されます。ただし、実際の合格最低点は偏差値換算での点数に1.05?1.1を掛けたものになる場合があります。これは、偏差値換算での最低点が165点なら、実際の最低点は173?182点程度ということです。

偏差値換算では、素点との関係はありません。素点が何点であろうが、出題難易度や全体の平均点によって偏差値が算出されます。例えば、300点満点の入試では全体の平均点を150点に調整します。そして、合格者と不合格者の割合がほぼ同数になるように合格最低点が設定されます。

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