亀(カメ)は何類?両生類?爬虫類?

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亀(カメ)は両生類?爬虫類?何類に分類されるんでしょうか?

亀(カメ)は陸にも海にも生息していますがなぜカメやワニは両生類ではなく爬虫類なのでしょうか?

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亀(カメ)は何類?両生類?爬虫類?

亀は何類かというと、爬虫類に分類されます。亀は幼生のときから肺呼吸であり、両生類のように変態は起きず、両生類にはない鱗があります。

以下は、カメが爬虫類に分類される理由の一部です。

甲羅

卵生
四肢を側面に広げて歩く

海にいるからと言って、全てがエラ呼吸をする訳ではなく、例えばクジラやイルカ、アザラシ、ペンギンなどの鳥類や哺乳類も、多くが海で暮らしますがエラ呼吸はしていません。

これらは肺で呼吸をするため、定期的に海水面や陸上で息継ぎをしないと死んでしまいます。

さらに言うと、ウミガメは確かに海に住んでいますが、クサガメやイシガメなど川や沼に住んでいるものもいますし、ゾウガメやセマルハコガメは地上にいて一生水には浸かりません。

なので、海に進出したカメはごくわずかです。

甲羅

カメは、硬い甲羅に覆われた身体を持ちます。甲羅は、背骨、肋骨、肩甲骨、腰帯、胸帯、そして骨化した皮膚から形成されます。甲羅は、外敵から身を守るだけでなく、乾燥した環境下でも生き延びるために水分を保持する役割も果たします。

カメは、爬虫類と同様に、鱗に覆われた皮膚を持ちます。鱗は、カメの身体を保護するだけでなく、水分を保持し、熱を調節する役割も持っています。

卵生

カメは、爬虫類と同様に、卵生です。卵を産み、孵化してから独立して生活するまでの期間を経て成長します。

四肢を側面に広げて歩く

カメは、爬虫類と同様に、四肢を側面に広げて歩くことができます。この歩行方法は、カメの甲羅の形状によるものであり、爬虫類の特徴の一つです。

亀(カメ)は何類?両生類と爬虫類の違いは?

両生類は幼生のときに鰓呼吸をし、成長すると皮膚呼吸や肺呼吸をするようになります。爬虫類は幼生のときから肺呼吸をします。

両生類は卵殻がなく、水中や湿った場所に産卵します。爬虫類は卵殻があり、乾燥した場所に産卵します。

両生類は変温動物ですが、体温調節の能力が低く、温暖で湿度の高い環境に適しています。爬虫類は変温動物ですが、体温調節の能力が高く、乾燥や寒暖の差に耐えられます。

両生類は皮膚が滑らかで粘液で覆われています。爬虫類は皮膚が鱗や甲羅などで硬くなっています。

両生類は心臓に左右の心房と心室がありますが、心室は完全に分離していません。爬虫類も同じですが、心室の仕切りが発達しており、動脈血と静脈血の混合を抑えられます。

まとめ:亀(カメ)は何類?両生類?爬虫類?

カメは爬虫類に分類されます。カメの特徴として、硬い甲羅と鱗に覆われた皮膚、卵生であること、そして四肢を側面に広げて歩くことが挙げられます。カメは爬虫類の中でも、特にカメ目(Testudines)に分類されます。

亀が爬虫類に分類される理由は以下のとおりです。

亀は卵生であり、卵は殻を持っています。
亀は恒温動物ではなく、体温は外気温によって変化します。
亀は幼生のときから肺呼吸であり、皮膚呼吸はしません。
亀は鱗や甲羅などの角質化した皮膚を持っています。
亀は心臓に左右の心房と心室がありますが、心室は完全に分離していません。

生物の分類はどこに棲んでいるかでわけているわけではありません。
ペンギンは海中を泳ぎますが、鳥類です。イルカもクジラも海で泳ぎますが、ほ乳類です。両生類でもほとんど水の中にいない種類もいます(砂漠にもカエルはいます)。
生物の分類は似た特徴を持ったものをグループ分けしたものです。それは外見や生態だけでなく遺伝子レベルでの話です。つまり、「どれだけ共通した遺伝子を持っているか」で、共通した部分が多いほど近縁種で遠いほど別種となります。チンパンジーと人間でもその遺伝的な差は3%程度しかありません。それでもあれほど違います。
遺伝的に調べれば、カメやワニはカエルと比べるとトカゲと遺伝子が似通っているのです。ですから同じは虫類に分類されます。

卵生で卵は殻を持つ

亀は卵生であり、卵は殻を持っています。これは爬虫類の一般的な繁殖方法です。亀の卵は水分を失わないように殻が硬くなっています

体温は外気温によって変化

亀は恒温動物ではなく、体温は外気温によって変化します。これは変温動物と呼ばれ、爬虫類のほとんどがこのタイプです。亀は日光浴や水中での休息などで体温を調節します

皮膚呼吸しない

亀は幼生のときから肺呼吸であり、皮膚呼吸はしません。これは両生類との大きな違いです。両生類は幼生のときに鰓呼吸をし、成長すると皮膚呼吸や肺呼吸をするようになります

鱗や甲羅などは角質化した皮膚

亀は鱗や甲羅などの角質化した皮膚を持っています。これは乾燥や摩擦に対する保護機能です。爬虫類の多くが鱗を持っていますが、亀の場合は鱗が癒合して甲羅を形成しています

心臓の心室は完全に分離していない

亀は心臓に左右の心房と心室がありますが、心室は完全に分離していません。これは爬虫類の心臓の特徴です。哺乳類や鳥類の場合は心室も完全に分離しており、動脈血と静脈血が混ざらないようになっています

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