柏木昭男は『山梨の不動産王』とも呼ばれ、あのドナルド・トランプとはカジノでサシで対決し600万ドルも得ています。
そのためドナルド・トランプの恨みを買ったとも言われる柏木昭男は凄惨な最期を向かえますが、死因は暗殺？豪邸や家族・子供の現在は？
柏木昭男の豪邸や家族・子供の現在は？死因は暗殺？
名前：柏木昭男（かしわぎ・あきお）
生年月日：1937年
出身地：山梨県富士吉田市 出身
中学校卒業後、貧しいながら農業や登山者の道案内などで生計を立てると、1960年に親戚と不動産業、続いて貸金業も始め1969年に『柏木商事』を設立。。
バブル経済の影響もあり、富士スバルライン建設で莫大な富を得ると『山梨の不動産王』として知られるようになります。
ただ柏木昭男はどちらかというと日本屈指の高額ギャンブラーとして知られています。
1990年にはオーストラリア北部のカジノを舞台にバカラに興じると1勝負に約20万ドルを賭け、最高で17連勝の末に、一晩で29億円も荒稼ぎ。
この勝ちっぷりは瞬く間に世界中のカジノで知られるようになり、柏木昭男さんはカジノの扱いはすぐにVIPへと昇格し世界中の大手カジノからの招待状が殺到。
『WARRIOR（武士・戦士）』とニックネームがつくほど有名なプレイヤーとなりました。
柏木昭男と後にカジノ対決することになるドナルド・トランプも2017年にアメリカ大統領に就任する前はアメリカの不動産王として知られていた時期もありました。
しかしトランプは1990年頃の不動産不況に見舞われ、カジノ運営も苦境に陥っていたようです。
同業者でありハイローラー（VIP）の柏木昭男とはオーストラリアで29億円を手にした1ヶ月後に日本で対面していたこともあり、ドナルド・トランプ氏は『トランプ・プラザ』に柏木昭男氏を招待し、バカラ対決に誘います。
ラスベガスで運営していた『トランプ・プラザ』というカジノにはメディアも殺到。ドナルド・トランプは世間の注目を集めることで一発逆転を狙います。
ただ勝負の方は2日間・10時間にも及んだ末に柏木昭男の600万ドル勝ち。
トランプ氏は、柏木氏を「彼は最高のギャンブラー」だと言ったそうです。
1ドル100円で換算しても6億円という金額の大敗を喫した上に、メディアにも醜態を晒すことになったため『トランプ・プラザ』はますます極端な資金難に陥ります。
アトランティックシティでもっとも財政状況の悪いカジノに成り下がると、ドナルド・トランプは自己破産せざるを得ない状況となっていきます。
※トランプと柏木のギャンブル対決には諸説あるようで、10億円以上損をしても柏木がバカラを続けていたところ、社長のトランプ氏が「そろそろやめませんか」と言って、約15億円を損をしたところでやめたという話しもあります。
トランプとのギャンブル対決から約2年後の1992年、柏木氏は河口湖に近い豪邸と言われた自宅で何者かに殺されます。
柏木氏に恨みを持つ人は多く、日本刀のようなものでのメッタ斬りされたと言われ、その犯人は未だに捕まっていません。
