「ダーウィンの鳥」ネタバレ解説!ルパン三世part6第10話の化石は?

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ルパン三世part6第10話「ダーウィンの鳥」はアニメ「GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊」「イノセンス」などで知られる押井守監督が脚本を手がけました。

峰不二子が大英自然史博物館に眠る始祖鳥の化石を狙いますが、ストーリーをネタバレ解説しています。

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「ダーウィンの鳥」ネタバレ解説!ルパン三世part6第10話の化石は?

この作品は、見た人間が自分で解釈することを求められる作品です。ですから、確実にこれが正解だと言い張るのは、誰にとっても難しいものがあります。

あの世界はループ世界で、不二子は何度も天使ミカエルの依頼を引き受け、始祖鳥の化石=悪魔ルシファーの回収を成している。

おそらくそれは、悪魔の目覚め・開放へと繋がる、人類にとっての災厄である(メタな視点:そうでなければ、依頼を断る結末にあえて至る意味もないと思われる)。

ミカエルにとっては、不二子の依頼受諾が決定事項で、その後の流れも予定調和であったが、作中最後に描かれたループでは不二子が依頼人の正体に気付き、依頼を断ることで人類の危機を回避した。

人の身でありながら予定調和を崩し、新たな運命を切り開いた不二子に対し、これまで何度も依頼をしていた天使ミカエルにとっては青天の霹靂だったことだろう。

だからこそミカエルは驚くと共に、そんな資質を秘めていた不二子へと感嘆して笑ったのだろう。

依頼者ミカエルは神に仕える天使で、始祖鳥の化石の正体は悪魔ルシファー(明けの明星 金星が象徴)。天使が現実に存在する以上、あの世界では神話こそが現実で、進化論の方こそウソ。そもそもルシファーとは人々を惑わせ、信仰心を失わせる存在である。つまり悪魔ルシファーは、始祖鳥の化石と化けることで、進化論に信憑性を持たせ、科学の名の元に人々の信仰心を失わせたわけである。

ミカエルのような天使は超常の力を持ちつつも、その行動に大きな制約があるものと思われます。『吸血鬼が人に招かれないと家に入れない』というようなルールと同様、だから自分一人で回収するということをしないし、出来ないのでしょう。

伝承の吸血鬼には、人に招かれない限り家に入れないという行動の制約がありますが、おそらく天使も似たようなルールに縛られており、人の導きがない限り化石の元には至れなかったのでしょう。

また、脚本の押井守がキリスト教知識が大好きな人なんでしょう。

発見された羽毛の生えた何かの化石を実は天使だったと解釈して、ダーウィンの進化論と結び付け、ウンチクを織り交ぜながらオカルトチックにまとめた回でしたね。

あの金髪の男は人間ではなく実は大天使ミカエル、羽毛の生えた化石を大昔に神に背いた大天使ルシフェル(サタン)としてミカエルがルシフェルの残骸を回収しに来たという事なんですかね。

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