マイケル・ダスマリナスはボクシング井上尚弥にとって、WBA王座は5度目、IBF王座は3度目の防衛戦となる相手選手。
KO率なんと66％を誇るマイケル・ダスマリナスさんの気になるプロフィールをまとめています。
マイケル・ダスマリナスと井上尚弥の結果は？
マイケル・ダスマリナスは2021年6月19日（日本時間6月20日）にアメリカ・ラスベガスでWBAスーパー＆IBF世界バンタム級王者・井上尚弥と対戦します。
井上尚弥にとってWBA王座は5度目、IBF王座は3度目の防衛戦となりますが、4団体のすべてのバンダム級で王座を獲得し統一することを目標としいることから、あえて王座を返上して別の相手と対戦する選択肢は選びませんでした。
マイケル・ダスマリナスについて井上尚弥は「マロニーと比べると穴がある」として、距離を縮めてきたらカウンターを狙うなど、どんな選手かすでにイメージは固まっているようです。
今回の防衛戦はジェイソン・マロニー（オーストラリア）戦から8ヵ月後の試合となります。
マイケル・ダスマリナスは強い？
井上尚弥はマイケル・ダスマリナス対策は万全といったコメントをしているものの、角度が大きく、外から来る右フックは警戒しています。
「背が高くてリーチがあるダスマリナスはパンチと一緒に頭を前に出してくるので、そこは注意しないと。」と話しています。
WBO世界スーパーフライ級12位ケビン・ジェイク・カタラハは「（ダスマリナスの）KO勝ちは起こり得る。」ともコメントしてます。
カタラハは過去に井上尚弥のスパー相手を3度務めてきた経験の持ち主。
最近はダスマリナスのスパー相手も務めています。
両者を知る選手として「井上尚弥には敏捷性とインテリジェンス、そしてドネアのベストショットに耐える顎も強さもあるものの、マイケル・ダスマリナスがパワーで井上尚弥を上回れば勝機はある」とコメントしています。
■井上尚弥プロフィール
所属ジム：大橋ジム
身長165cm
リーチ171cm
右ボクサーファイター
戦績：20勝（17KO）無敗
KO率85％
主なタイトル：世界3階級王者、WBAスーパー＆IBF世界バンタム級王者
マイケル・ダスマリナスwikiプロフィール
名前：マイケル・ダスマリナス（Michael Dasmarinas）
生年月日：1992年8月20日
年齢：28歳
国籍：フィリピン
出身地：カマリネススル州ピリ島
ニックネーム：ホット＆スパイシー
スタンス・スタイル：左ボクサーファイター
身長：170cm
マイケル・ダスマリナスは11人の兄弟姉妹で父親が農業を営んでいます。
兄はアマチュアの格闘家で、父もボクサーだった経歴があり、テレビでボクシングを見たのがきっかけで始めたのは9歳のときにボクシングを始めています。
アマチュア時代には国内のアマチュア大会に出場してていたものの、高校を卒業することだけを考えていたので、あまりプロは意識をしていなかったそうです。
ただプロ転向すると、第29代WBC世界バンタム級王者である山中 慎介(帝拳)のスパーリングパートナーを務めるなど、度々来日するようになります。
マイケル・ダスマリナスの戦績
KO率：66％
戦績：33戦30勝(20KO)2敗1分
世界ランキング：WBAランキング8位、IBFランキング1位
獲得タイトルPBF比国スーパーフライ級暫定王座、WBCスーパーフライ級ユース王座、PBF比国バンタム級王座、
IBO世界バンタム級王座
【戦歴】
2012/01/15 ○4R判定 3-0(38-37、38-37、38-37) ウィルマー・プラガタ(比)
2012/02/10 ○4RTKO ジミー・ビシーサ(比)
2012/02/18 ○3RTKO ゲリー・パテニオ(比)
2012/04/21 ●2RKO マルボン・ボディオンガン(比)
2012/06/30 ○3RTKO チャーリー・ガブリエル(比)
2012/08/16 ○6R判定 3-0(59-55、59-55、58-56) ネルソン・ザバラ(比)
2012/09/21 ○6R判定 3-0(58-56、59-56、59-56) ジュンジュ・ローザ(比)
2012/10/28 ○4RTKO マベルト・パウリノ(比)
2012/12/13 ○8R判定 2-1(77-75、77-75、75-77) マイク・エスパノサ(比)
2013/01/27 ○3RTKO ジャンリー・カネテ(比)
2013/03/11 ○5RTKO ローランド・ニオネス(比)
2013/04/13 ○3RTKO ジェラルド・コルテス(比)
2013/06/01 ○3RTKO ローランド・ニオネス(比)
2013/08/04 ○10R判定 3-0(97-93、96-94、96-94) ピットアナカヤ(比)
2013/11/16 ○10R判定 3-0(96-94、97-93、98-92) レンレン・パセグナヒン(比)
2014/03/29 ○3RTKO ゾレン・パマ(比)
2014/05/26 ○2R棄権 エルベール・ガーディアリオ(比)
2014/07/30 ○8R判定 3-0(79-72、78-73、78-74) 木村 隼人(ワタナベ)
2014/09/21 ○6RTKO オスカー・レクナファ(インドネシア)
■IBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ
2014/12/13 ●12R判定 1-2(112-116、112-116、118-110) ルワンダール・シティータータ(南ア)
※IBO世界スーパーフライ級王座挑戦
2015/01/31 ○1RKO アロエル・ロマササ(比)
2015/04/24 ○4RTKO ロイ・ラグラダ(比)
■WBCスーパーフライ級ユースタイトルマッチ
2015/07/11 ○10R判定 3-0(96-93、96-93、97-92) ジャリル・パヤオ(比)
※WBCスーパーフライ級ユース王座獲得
■WBCスーパーフライ級ユースタイトルマッチ
2015/11/03 ○1RKO ウィサンレック・スリサケットパッタナ(タイ)
※WBCスーパーフライ級ユース王座防衛①(のちに返上)
■PBF比国スーパーフライ級暫定王座決定戦
2016/03/07 ○3R棄権 エジソン・ベルウェラ(比)
※PBF比国スーパーフライ級暫定王座獲得
■PBF比国バンタム級王座決定戦
2016/04/29 ○4RTKO ジェッカー・ブハウェ(比)
※PBF比国バンタム級王座獲得(のちに返上)
2016/09/28 ○10R判定 3-0(100-90、99-91、99-91) マイケル・エスコビア(比)
2017/08/24 ○8RKO マテオ・ハンディグ(比)
2017/10/20 ○2RKO プーファ・ポーノブノム(タイ)
■IBO世界バンタム級王座決定戦
2018/04/20 ○4RTKO カリム・ゲルフィ(仏)
※IBO世界バンタム級王座獲得
2018/09/29 △10R判定 1-1(95-95、96-94、93-97) マニヨ・プランジュ(比)
■IBF世界バンタム級挑戦者決定戦
2019/03/23 ○12R判定 3-0(116-112、115-113、117-111) ケニー・デメシリョ(比)
※IBF世界バンタム級挑戦権獲得
2019/10/26 ○5RTKO アルテド・ソーウォラピン(タイ)
■WBAスーパー/IBF世界バンタム級タイトルマッチ
2021/06/19 対戦予定 井上 尚弥(大橋)
引用：https://boxinglib.com/boxingmeikan/archive/1354/0
マイケル・ダスマリナスの身長・体重は？
マイケル・ダスマリナスの身長は170cmです。
体重については具体的な数字は公表されていないもののボクシングの階級はバンタム級ですから、試合前は52.163 – 53.524kgの体重に整えているはずです。
マイケル・ダスマリナスの年収は？
井上尚弥はマロニーと対戦した際、同じラスベガスでの無観客でした。
チケット販売の興行収入は見込めなかったので、ファイトマネーにも大きく影響したとみられますが、マイケル・ダスマリナスと井上尚弥の対戦は観客が入る予定となっています。
このことから、マイケル・ダスマリナスのファイトマネーも世界戦にふさわしい金額になるとみられ、勝利しなくても数百万円単位のファイトマネーが得られるとみられます。
