音楽用語でよくピッチというのを聞きますがどういう意味でしょうか？どんなとき使う？
声楽や合唱では、
ピッチがいい
ピッチが甘い
ピッチが悪い
などと言われることがありますが、ピッチの意味は？ピッチと音程（キー）の違いは？
ピッチ（音楽用語）の意味は？ピッチがいい・甘い・悪いとは？
ピッチとは、音の高さを表す言葉です。たとえば、ドレミファソラシドの音階で「ラ」の音を指すことがあります。音楽では、楽器や歌声の音の高さが正確に合わせられることが重要であり、ピッチを合わせることで美しい音楽が奏でられるようになります。
具体的な例として、ピアノの場合、通常440ヘルツの音が「ラ」の基本の音とされています。他の音はこれを基準にして高音や低音に調整されます。オーケストラや合奏の際には、事前に楽器のピッチをチューニングすることで、全ての楽器が同じ基準の音を奏でるようにしています。
ピッチは「高い」とか「低い」といった感じで表現されますが、音程を微調整することもできます。たとえば、ギターのフレットを使って音を高くすることができます。また、アプリやコンピュータなどが演奏する際にも微調整されることがあります。
ただし、ピッチを上げすぎたり、下げすぎたりすると、音楽が調子を崩すことがあるので、注意が必要です。楽器や歌声のピッチを正確に合わせることで、美しい音楽を楽しむことができるのです。
ピッチがいいとは、音程が正しい、つまり、正しい音の高さで歌うことができることを指します。ピッチが甘いとは、音程が少しずれている、つまり、音の高さが少しずつ高くなったり低くなったりすることを指します。ピッチが悪いとは、音程が大きくずれている、つまり、音の高さが大きく高くなったり低くなったりすることを指します。
ピッチと音程（キー）と違いは？
日本語では、ピッチのことを「音程」とも言うので、紛らわしいですが、ピッチは音の高さ。
（山の高さみたいなもの。1000mの山と1200mの山は高さが違う。）
音程は、音高の違いのこと。
（山の高さ200mの差のように。）
曲の音程だと、
ドレ （二度）
ドミ （三度）
ドファ （四度）
ドソ （五度）
と音程が広がってゆきます。
まとめ：ピッチ（音楽用語）の意味は？音程（キー）と違いは？ピッチがいい・甘い・悪いとは？
ピッチ(pitch)は一つの音の高さで、音程（interval)は二つの音のピッチの差。
ピッチとは、音の高さのことです。音楽用語では、音の高さを表すときによく使われます。
ピッチは、ヘルツ（Hz）という単位で表されます。ヘルツは、1秒間に音が振動する回数を表します。ピッチが高ければ高いほど、ヘルツの数は多くなります。
ピッチは、楽器の種類や演奏者の技術によって異なります。たとえば、同じ曲をバイオリンとピアノで演奏すると、バイオリンはピアノよりも高いピッチで演奏されます。また、同じ楽器を演奏する奏者でも、技術が優れているほど、高いピッチで演奏することができます。
ピッチは、音楽の表現に重要な役割を果たします。たとえば、ピッチを上げることで、曲を明るく元気に表現することができます。また、ピッチを下げることで、曲を悲しく切なく表現することができます。
ピッチとキーは、どちらも音の高さに関する概念ですが、意味合いが異なります。
ピッチは、音の高さそのものを指します。たとえば、A440Hzの音は、ピッチが440Hzです。
キーは、音階の種類を意味します。たとえば、Cメジャーキーは、C、D、E、F、G、A、Bの音階です。
ピッチは、音の高さそのものを指しますが、キーは、その音階の種類を意味します。そのため、同じ音の高さでも、キーが異なると、曲の印象が大きく変わってきます。
たとえば、Cメジャーキーの曲とAメジャーキーの曲は、同じ音の高さで演奏しても、Aメジャーキーの曲の方が明るい印象になります。これは、Aメジャーキーの音階がCメジャーキーの音階よりも半音高く、より明るい音色になるためです。
音楽用語｜ピッチ、音名とは？
■音名とは？
一般的に使われるドレミファソラシドは、イタリア語です。英語では「C・D・E・F・G・A・B・C」、ドイツ語では「C（ツェー）D（デー）E（エー）F（エフ）G（ゲー）A（アー）H（ハー）C（ツェー）」になります。
チューナーは英語で音名を示しているので、「C」なら「ド」のこと、「A」なら「ラ」のことになります。同じ音名でも、高い「A」、低い「A」、といった音の高さを表すために、英語の後に数字がつきます。
■ピッチとは？
ピッチとは一言で言うと音の高さのこと。音はそもそも空気の振動です。1秒間に何回振動するかをHz（ヘルツ）という単位で表します。この数値が大きいと音は高くなり、小さいと低い音になります。
「基準ピッチ」を合わせる、というのは、Ａ４のピッチ(周波数)をいくつに設定するかということです。これから楽器をはじめる方が「基準ピッチをいくつに合わせればいいのかわからない」という時には、Ａ４＝440Hzにしておくのが一般的です。
オーケストラや個々の楽団、邦楽の流派など、それぞれにおいて基準ピッチをいくつにするかは異なることがあります。オーケストラでは442に合わせることが多いようです。ちなみにＡ４＝415Hzを「バロックピッチ」と表現することがあります。ピッチを変えることによって、旋律（音程）の美しさが特徴的になったり、合奏全体の響きが華やかになったりします。
