「お降りの方はございませんか」二重敬語でおかしい日本語?

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バスの運転手さんが「おおりの方はございませんか」と社内アナウンスしているのを耳にすることがありますが、日本語としておかしくないでしょうか?

電車で車掌さんが言う「お降りの方」という敬語の使い方は日本語として正しいんでしょうか?

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「お降りの方はございませんか」二重敬語でおかしい日本語?

「ございます」という言葉は自分自身の言動をへりくだって表現するときに使う謙譲語ならば、間違った日本語の使い方なのかもしれません。

ただ「ございます」は丁寧語です。

「ござる」は「御座有る」の縮約で、本来尊敬語です。

後に丁寧語になりました。

「ございます」は、「です」「あります」をさらに丁寧にした表現で、通常は自分のことや物に対して使います。

「お降りの方はございませんか」だと、人を対象にする場合には、「いる」の尊敬語「いらっしゃる」を使うほうが好ましいかもしれません。

「ある・だ」→「あります・です」→「ございます」(丁寧語)

「いる」→「います」→「いらっしゃいます」(尊敬語)

「お降りの方」は、動詞の連用形「降り(マス)」の尊敬の意の接頭語「お」を付けたもの、「方(かた)」は「人」の尊敬語で、過剰敬語です。
「降りる方」で十分敬意は示されています。

また、日本語は締めの言葉が文章の性格を決めますので、文末に尊敬語「いらっしゃる」を使うのが自然な表現です。
「降りる方(お客様)はいらっしゃいませんか」

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