桜美赤十字病院や可美村は実在?女性2名惨殺事件は本当?

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桜美赤十字病院というのは実在したんでしょうか?可美村は嘘?

桜美赤十字病院で女性2名惨殺事件は本当何でしょうか?

また、河村緋那さんや河美村貴代さんは実在した人物ですか?

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桜美赤十字病院は実在?女性2名惨殺事件は本当?

桜美赤十字病院で女性2名惨殺事件について、入ってきたものというのが、牙が生えていてぬめぬめしていて、目が真っ黒で、葡萄みたいに小さくて、びっしりとついていて、子供みたいに小さくて、足が たくさん生えてて、這い回るみたいに移動し、変な何かを擦ったみたいな声で、すごく小さな穴や隙間から、ずりずりと出てきて、身体に張り付いてきて、登って来る生き物。

貴代ちゃんの傷口から体内に入り込み潜んでいたのが、可美村との会話の最中に傷口から出てきて二人を食い殺したということでしょう。

実在したのかどうかについて、微妙に辻褄が合わないように書かれているためはっきりとした答えは出ていません。

ちなみに、「DEATH NOTE」の夜神月の名前設定は、「大量殺人犯と実在の名前が絶対に被らないようにする配慮」と同様に、実際にあった事件(日本航空350便墜落事故)を連想させる創作の怖い話を作る際に、ありがちな名前だと気が引けるのでこのように実在しない「可美村」という名字を用いて創作したと思われます。

そう考えると、桜美赤十字病院や河村緋那さん、河美村貴代さんというのも実在したわけではなく創作されたものと考えた方が良いのかもしれません。

桜美赤十字病院の可美村は実在?

桜美赤十字病院のエピソードについて、実在する可能性があるかどうかを考察すると、

可美村(かみむら)緋那(ひな)→実在しない名字

可美村貴代(たかよ)ちゃん→上に同じ

IZUMO社→実在しない航空会社

IZUMO社航空機墜落事故→実在しない事故

唯一の生存者である→大規模の日本の事件で「唯一の生存者」はいないそう

桜美赤十字病院→実在しない病院

といった感じでしょう、

実際にあった事件を連想させるため不謹慎と取られるかもしれませんが、
「何者か分からないものが迫ってくる恐怖」や
「植物人間の無機質な電子音の返事」、
唯一の生存者の死亡という謎めいたインパクト、
最後のとぎれとぎれの文章のキャッチーさ(かゆ、うま…みたいな)

など、読み手の恐怖心をあおることが目的に創作された怖い話だと考えて良いでしょう。

桜美赤十字病院女性2名惨殺事件とは?

事件に関する重要な記録をここに公開する。ICレコーダーによる記録である。

吹き込まれた声は、基本的に可美村(かみむら)緋那(ひな)のものだけである。

彼女は警視庁の刑事であると共に、IZUMO社航空機墜落事故の唯一の生存者である、可美村貴代(たかよ)ちゃん(事故当時十三歳)の叔母でもある。

貴代ちゃんは事故の怪我によって、長らく植物人間状態と見なされていたが、先日、意識をはっきりと回復していることが確認された。

会話が出来るほどには回復していないため、奥歯に電極を取り付け、歯を噛み合わせると電子音が鳴る仕組みでコミュニケーションを可能にした。

イエスの場合は二回、ノーの場合は一回、歯を噛み合わせてもらった。

貴代ちゃんの精神安定のため、部屋には緋那さんと貴代ちゃんの二人だけである。

カメラなども設置していない。

以下が記録である。

(中略)

「しばらく小さな揺れが続いたんですか?」
一回。
「それは、つまり……揺れが一度止まった?」
二回。
「その後、また揺れましたか?」
二回。
「その後、落ちたのですか?」
二回。
「辛い事ばかり聞いてごめんね。恐かったでしょう?」
二回。
「今日はこれぐらいにしておく? 疲れたでしょう?」
一回。
「まだ話せる?」
二回。
「それじゃあ、もう少し聞いていい?」
二回。
「揺れている以外に、何か異常はありましたか?」
しばし後、二回。
「それじゃあ」
可美村緋那さんの言葉の途中で、三回。
「どうしたの?」
三回。
「顎が疲れちゃった?」
五回。

「震えてるの?」
四回。

「貴代ちゃん、だいじょうぶ?」
六回。間を挟んですぐに五回。
「少し落ち着くまで待ちますね」
三回。
しばし休憩。その最中にも、数回。
「もう大丈夫?」
二回。
「さっきの話の続きね。何か揺れ以外の異常があったのですか?」
二回。
「エンジン音とかが変だったのですか?」
一回。

「何か爆発音が聞こえたとか?」
一回。
(中略)

「もしかして、それは墜落の直接の原因じゃないと思いますか?」
一回。
「窓から見えたものが墜落の原因ですか?」
一回。
「それは」
可美村緋那の言葉の最中、何度も続けて。(回数不明)
「貴代ちゃん、だいじょうぶ? 恐いの?」
連続。
「もう大丈夫だから、怖がらなくてもいいんですよ。ここは病院だから、落ちたりしませんよ」
七回。
「さあ、落ち着いて」
五回。
しばし後、回復。
「貴代ちゃん、だいじょうぶ?」
二回。
「続けられますか?」
二回。
「何が見えたんですか?」
無音。
「ああ、ごめんね。そこから見えたのは、ええと、他の飛行機か何かですか?」
一回。
「少し質問を変えますね。貴代ちゃんの席は窓際でしたか?」
二回。
「窓からは飛行機の羽も良く見えたんですか?」
二回。
「羽に何か異常があったんですか?」
やや後、二回。
「羽が壊れてた?」
やや後、二回。
二回。
「窓からは飛行機の羽も良く見えたんですか?」
二回。
「羽に何か異常があったんですか?」
やや後、二回。
「羽が壊れてた?」
やや後、二回。
「だから飛行機は落ちたのかしら?」
しばし待つも、無音。
「だから飛行機は落ちたのかしら?」
しばし待つも、無音。

「羽が壊れて落ちたわけじゃないの?」
一回。

「羽が壊れて落ちたのね」
二回。

「なんで壊れたのか、わかりますか?」
二回。

「何かがぶつかったの?」
一回。

「勝手に壊れた?」
一回。

「誰かが壊した?」
二回。

「それは窓を壊して入ってきたということ?」
二回。

「その何かは、乗客に酷いことをしたのですか?」
二回。

「貴代ちゃんの傷も、その何かのせい?」
何度も。

「傷口から唾液が」
何度も。

「牙が生えてた?」
何度も。

「ぬめぬめしてた?」
何度も。

「目が真っ黒で、葡萄みたいに小さくて、びっしりと」
何度も。

「子供みたいに小さい」
何度も。

「手が、ううん、足? たくさん生えてて、這い回るみたいに」
何度も。

「変な声で、何かを擦ったみたいな声で」
何度も。

「すごく小さな穴や隙間から、ずりずりって出てきて」
何度も。

「身体に張り付いてきて」
何度も。

「登ってきて」
何度も。
「噛みついて」
電子音は以降、一切鳴らなくなる。
「食べられ」
「痛い」
「助けて」以上が記録された二人のやり取りである。
後半、何かをこするような音や、ピタピタと吸盤の張り付くような音、
引きずるような音などが入り乱れたが、詳細は不明である。

可美村緋那の声が後半で震えていたことと、何らかの関係があるのかも不明。
この記録は、桜美赤十字病院女性二名惨殺事件の重要参考物件として、県警に保管されている。
この事件の真相は未だ謎に包まれたままである。

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