レトルトとチルドの違いは?インスタントのハヤシライスは雑菌注意!

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レトルト(インスタント)のハヤシライスを食べたところ食中毒のような症状を起こした事例が世界仰天ニュースで紹介されました。

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レトルトとチルドの違いは?

レトルト食品とチルド食品の違いを簡単にまとめると、レトルト食品は常温で長期間保存できるのに対してチルド食品は冷蔵保存しなければいけません。

チルド食品ははレトルト食品のように高圧加熱殺菌されていないため、商品のパッケージ部分に保存方法に「要冷蔵」「10度以下で保存してください」などと記載されています。

チルド食品とは冷蔵保存することを前提に凍結しない程度のなるべく低温で冷却した状態で輸送・販売されている食品。

何故低温で輸送販売が行われるのかというと、お豆腐やお漬け物、ウィンナーにヨーグルト、お惣菜などのように常温だと腐敗してしまうものが多いからです。

腐敗してしまうのを防ぐために低温の下で販売されているだけであって、レトルト食品のように常温での長期保存は想定していません。

ちなみに冷凍食品は長期保存を目的とし、冷凍状態で製造・流通・販売されてます。

チルド食品と違い完全に冷凍状態にすることで、主に鮮度の善し悪しが問われることがない加工品(揚げ物や焼き物など、温めて美味しいもの)がラインナップされていますね。

チルド食品は冷凍しない程度に限りなく低温で保存することが望ましい食品で、冷凍庫に入れてもいけないし、かといって常温保存もできないので冷蔵庫で保存するしかありません。

ちなみに、レトルト食品は、調理後に高圧加熱殺菌を施した食品なので常温でも保存が可能で、常温で長期間(商品によって違いがありますがおおむね1~2年間)の保存が可能です。

●レトルト食品について
 レトルト釜(加圧加熱殺菌装置)で殺菌するパウチ(袋状のもの)、または成形容器(トレー状など)に詰められた食品。
レトルト食品の品質と安全
レトルト食品の殺菌は加圧加熱殺菌装置により、120℃以上で4分間以上高温高圧殺菌を行っています。
食品衛生法で殺菌方法について、一定の基準を設けており、微生物の繁殖などの問題がありません。
また、「容器包装詰加圧加熱殺菌食品」には保存料、殺菌料を使ってはいけないことが、食品衛生法で定められています。
保存料、殺菌料を使用せず、長期常温保存が可能で、品質の変化がほとんどない安全な食品です。
また、包装容器や中のフィルムは厳重な安全性試験などが行われたものを使用します。
ダイオキシン、環境ホルモンなど環境汚染物質を心配することなく使用できるので安全です。
レトルト食品の栄養価
レトルト食品は加熱殺菌をするため、栄養成分の損失が大きいと考えられがちです。
加熱による影響はありますが真空状態で処理されるので、ビタミンなどの栄養成分の消失は少ないです。
生鮮品および凍結品と同等であり、場合によっては優れている場合もあります。
http://www.shinkuchouri.com/

チルドのハヤシライスは雑菌注意!

レトルト(パウチ)食品は120度以上で高圧加熱殺菌をしているので常温で保存が可能だし、災害時の備蓄にも適している保存食です。

ところが、チルド食品になると高圧加熱殺菌をしていないので10度以下の冷蔵保存が必須。

1回でも常温に戻してしまったら寝ていた菌が起きて毒を作っている可能性があるため、特に夏場は注意が必要です。

秋津先生は「常温に戻している間にずっとあります」と解説されていました。

そんなことを聞いてしまうと夏場はチルド食品には一切手をつけたくなくなりますよね。冬場は外気が寒いので問題はなさそうですが、

スーパーでチルド食品を買った際も保冷剤をもらって持ち帰るのか賢明で、スーパーから家に帰るまでに時間が空いてしまう場合はチルド食品を買わないほうが安心です。

雑菌の中でもボツリヌス菌は空気を嫌う性質があり真空状態で生存可能な菌。

ボツリヌス菌は筋肉の動きを麻痺させ、最悪の場合、呼吸筋の麻痺により死に至る危険のある毒素を作る他、芽胞という状態だと菌が硬い殻を作って休眠状態にあるため煮ても焼いても死滅しにくくなります。

世界仰天ニュースでも過去に千葉県の小学生が夏休み中、鍋で湯せんしてご飯にかけるだけの手軽なハヤシライスを食べたところ、翌朝には体がふらつき、立っているのもつらい状態となり夕方には口もきけないほどに悪化。

その子供はハヤシライスから変なにおいがしていたものの気にせず完食していました。

その間、自宅近くの病院で診察を受けていましたが、軽い夏バテだろうと点滴治療を受けていましたが、症状が改善するどころか悪化する一方だったため大きな病院の救急外来に連れていきます。

病院では免疫反応を抑える薬剤を投与するも入院から4日目には呼びかけにも全く反応がなくなり筋肉の麻痺も進行

明らかに病状は悪化し、

他の病気の可能性も検討してみたが、どうしても原因がわからない。
ハヤシソースをひと口飲み込んでいた事がこの命の危機の原因だったのだが、
医師はそれを知らなかった。

医師は家族から改めてこれまでの食事について詳しく聞き、体調不良を起こす前日、ハヤシライスから変なにおいがしていた事を知ることになる。

検査の結果、少女の便や血清検体から、ボツリヌス毒素が検出されボツリヌス症であることが判明。

今回の事態は、実は、子供が食べたハヤシライスはレトルト食品ではなく冷蔵保存しなければならないチルド食品だったことが原因でした。

しかし、家族は思い込みから冷蔵庫に入れず常温で保管していたためハヤシソースの中でボツリヌス菌が増殖していたのでした。

診断が確定したことで、医師はただちに抗毒素の投与などの治療に入った。

子供は呼吸筋まで毒素に侵されたため回復に時間がかかり、無事退院することができたのはなんと入院してから1年後のことでした。

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