千と千尋の神隠しで豚の見分けなぜわかった?選ぶ理由は人間?

スポンサーリンク
当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。
デフォルト 0未分類

千と千尋の神隠しの最後で、千尋が12匹の豚の中に両親がいないと分かったのは何故ですか?

スポンサーリンク

千と千尋の神隠しで豚の見分けなぜわかった?選ぶ理由は?

千と千尋の神隠しの最後では、千尋が12匹の豚の中から両親を探すように湯婆に言われるものの「この中に居ない」と答えています。

なぜ千尋が見分けることができたのかというと、千尋が特別な能力を身につけたから、両親を豚と見分けることができたのではありません

その理由はジブリは公式の見解として

「等身大の現代っ子が世の中とも言うべき、抜き差しならない危機のなかで修行し、“生きる力”を獲得したから」

という宮崎監督の答えを述べています。

宮崎監督によれば「見抜けた理由を説明したら、あっという間に陳腐な場面になって人々から忘れられてしまう」んだそうです。

千と千尋を制作するにあたって宮崎監督が影響を受けた「クラバード」という作品があります。公式にもこれを参考にしたと明言されています。

「クラバード」は、1人の少年が労働をして、そこで学び、生きる術を身につけて大人になっていくストーリー。

この「クラバード」によく似たシーンがいくつかあります。
その1つが、少年クラバードの彼女が、12羽のカラスの中からカラスに変身したクラバードを探すという話です。

「クラバート」の最後のシーンは、少年クラバートの「彼女」が、12羽のカラスの中から、クラバートが変身したカラスを見つけるという「課題」をこなします。

12という数字、動物に変身したものから人間を見つけ出すこと、この「課題」を課した親方が魔法使いであり課題にクリアできたら親方の下からクラバートが解放されるということ、少女がクラバートに「髪留め」を編んで彼に渡していたことなど酷似しています。

彼女はクラバードを探し当てたのは「愛」だと考えられています。

千尋と両親の間に、私たちには感じることが出来ない愛があるのかもしれません。

銭婆の髪留めのインスピレーションになったと思われるものも同作にでてきます。

千と千尋の神隠しで豚は人間?

映画「千と千尋の神隠し」で千尋の両親はなぜ豚になったのかというと、八百万の神様の為に用意された食事を無断で食べたことが原因です。

また、それを見ていた湯婆婆が神様に対して無礼な態度をとっていた人間(最初に神様のほこらが手入れもされずほったらかしにされていたことなどから)にあまり良い思いがなく、さらにそこから千尋の両親が神様の食事を食べ荒らしたことに怒りを抱き豚にしてしまったとおもわれます。

なぜ千尋はハクからもらったもので豚にならなかったのかというと食事自体に豚になった原因はないからです。

ちなみに、「千と千尋の神隠し」の舞台となっている世界は神の国でもあり、死者の国でもあります。生きた人間はいけない場所です。

保堕落渡海という宮崎監督がよく使う設定が使われています。

保堕落渡海は海の向こうに神の国があり、死者の魂が行き着くところという概念を持っています。

イメージングは別にありますが、人の設定は、はっきりしていて三重県志摩市の波切神社とその周囲の祭神で構成されています。

この神社の祭神、ダンダラボッチと蛭子神がゴジラの正体で、本多猪四朗監督の初めての映画「青い真珠」、円谷英二監督の衣笠映画聯盟時代のロケ地でもあります。

ゴジラと同じ時期に作られたのが「ユリシーズ」でオデッセイアに志摩市の民話を加味すると、ユリシーズになります。ナウシカはこの登場人物の中の一人、ナウシカアです。(主役のカークダグラスは円谷英二に影響を受けた人です)

油屋は隣の伊勢市、同じジブリの高畑監督の出身地にあったお湯屋の名前で、千とカオナシはその油屋を舞台にした歌舞伎の中心人物が1つのモデルです。
2人とも、最初は幽霊のように透けています。
湯婆婆は死者としての名(戒名?1文字だけ生前の名を残す)を与えることにより、死者の国の住人にしてしまうというわけです。
ハクが怒ったのもここからです。

登場人物のほとんどは、波切神社とその周囲の祭神で、ユリシーズなどの映画を加味しています。
湯婆婆がタギリ姫、名前はお湯がたぎる神から。その息子の坊は阿遅志貴高日子根神(波切神社では韋夜神?もののけ姫のアシタカ)、カラスはヤタガラス。
窯じいは、タギリ姫の旦那の大己貴命。千手観音なので手が何本もあります。なぜ竈の番をしているかというと、波切神社の火祭りの祭事で竈の火を提供する役目を持っています。天空の城ラピュタのパズーに相当します。
大己貴命=千手観音=ビシュヌ神=ラーマ王子=シータの旦那
銭婆はイチキシマ姫、名前は同一神の弁財天から。波切神社の主神、国狭槌神の同一神で、タギリ姫、イチキシマ姫、タギツ姫の3つを合わせると、同じ神社の祭神の比売神になります。つまり、2者が同一のものということです。
大根の神、おしらさまは他の地方の神ですが、養蚕の神で、波切神社の主神の国狭槌神の姉に相当する天白神の同一神ということになります。

湯婆婆と銭婆にはユリシーズとサンダーバードの設定が加えられていて、湯婆婆が魔女のチルチェ(キルケ)、銭婆はユリシーズの奥さんのペネローペで、いずれもシルバーナ・マンガーノという女優さんが1人2役をやっています。このペネローペをモデルにしたのが、サンダーバードのペネロープで、声優が黒柳徹子さん。
この為、2人の髪形が黒柳徹子さんと同じになっています。
キルケが掛ける呪いが豚の呪いで、両親が豚に変わったのもこのためです。
紅の豚だと、銭婆がフィオ、湯婆婆がジーナに相当します。

腐れ神が、蛭子神(恵比寿様)で、ゴジラのモデルの一つです。腐った神ですが、歓待するとご利益をもたらす神です。

ハクは名前で行けば千尋の叔父の神様に酷似していますが水神では、クラオカミ、ダンダラボッチ(ゴジラの元ネタ)に相当します。
ハクをよく見ると、ヒカルの碁の塔矢アキラによく似ています。
ヒカルの碁の作者が名古屋の人で、当時の日本棋院名古屋支部で親子でプロの碁打ちはおなじ志摩市(磯部町)出身の羽根親子でこれが塔矢親子(単純に的矢(まとや)から「ま」を外しただけ)で、神様としての千尋は的矢湾をわたる神なので産土神に相当します。

千尋は、海と陸を行き来する神、豊玉姫で、別名八尋鰐。当時の合併前の志摩市の阿児町の町長と同じ名前です。

リンはおなじ波切神社付近の民話に登場する初根姫。これをモデルにしたのが、高橋留美子さんの人魚の森の闘魚の里に登場する鱗です。

シルバーナ・マンガーノを意識した映画が「海人舟より禁男の砂」ヒロインが、和製シルバーナ・マンガーノと言われた泉京子さんで、波切神社付近で撮影されています。これを使ったのが「凪のあすから」ということになります。

タイトルとURLをコピーしました