ストローマン論法とは?対処・対策方法は?

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ストローマン論法とは、一言で片づけるならば「詭弁」、「相手の主張を歪めて反論する行為」ということができそうです。

宇多田ヒカルさんのツイートでも日本で知られるようになったストローマン論法の対処法・対策についてまとめています。

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ストローマン論法とは?例は?

ストローマン論法(藁人形論法)とは相手の主張を捻じ曲げて解釈して無理やりに反論す論法のこと。

反論する側が意図してる・してないにかかわらず、相手が言わんとしている趣旨を歪めて引用し、その歪められた主張に対して反論する論法となります。

ストローマン論法で用いられるのは大きく分けて3パターンがあります。

■議題の歪曲
議論の対象になっている言葉を歪曲することにより、反論を容易にします。これにより、相手の意見を歪めることができ、反論が容易になります。こちらは、SNSや2chでの議論・言い合いの場合によく見られます。

■表現の歪曲
言葉の表現を歪曲することにより、反論を容易にします。例としては、「制限する」→「禁止する」、「多くの~」→「すべての~」、「支持する」→「絶賛する」など様々なものが挙げられます。このように、表現を強調することにより、相手の主張を歪めることが出来ます。

■発言の切り取り
この方法は、主張の文脈をとらえずに、意見の言葉尻をとらえて反論する方法です。この方法は、相手が反論しづらい環境の場合に極めて有効です。そのため、TVやニュース記事など一方向型のメディアによく見られます。

引用:https://tetsu-tama.com/strawman/

ストローマン論法では相手の意見を歪めたり(議題の歪曲、表現の歪曲)、一部のみを取り出して、あたかも相手が発言したかのように反論することになります。

ここで厄介なのは、ストローマン論法で論破してくる人たちと言うのは、否定しがたい一般論を後ろ盾として、自らの発言の正当性を補強しているケースが多いこと。

重箱の隅をつつくように、相手の意見の中に含まれる不完全な部分をあらさがしして、どうとでも解釈できる一般論をぶつけてくるため、たちの悪い論法です。

ちなみに、主張の一部だけを取り出して議論の方向をどんどんゆがめていくことを「チェリー・ピッキング」とも呼ぶそうです。

チェリー・ピッキング(英語: cherry picking)とは、数多くの事例の中から自らの論証に有利な事例のみを並べ立てることで、命題を論証しようとする論理上の誤謬、あるいは詭弁術

引用:wikipedia

ストローマン論法の例は?

Twitterや5chといった匿名性の強いSNSでは、ストローマン論法でマウントを取り合う光景が日常茶飯事で繰り広げられていますよね。

相手の主張をワザとすり替えたり、歪曲解釈して、あたかも論破したような状況に持っていこうとする輩は絶えることはありません。

実際にストローマン論法を使った具体例を3つのパターンに当てはめてみていきましょう。

■例1 子供のSNS利用(議題と表現の歪曲)

A「子供のSNSサービスの利用には制限を課するべきだ」

B「子供からインターネットを奪うなんて時代錯誤も甚だしい。そのような考えがあるから、日本のIT技術は諸外国に後れを取るようになったのだ。」

ここでの議題は「子供のSNSサービスの利用制限するべきか?」というものです。しかし、Bさんはその議題に対して「子供を【インターネット】に触れされせないことは時代錯誤」と主張しています。

Bさんの主張は「SNSサービス」を「インターネット」という大きな言葉に入れ替得ていて、議題の歪曲に該当します。

また、「利用制限」という言葉が「奪う」という言葉に変化しています。これは、表現の歪曲に該当します。

■例2 イジメ問題(発言切り取りの例)

A「最近の子供同士いじめ問題は深刻だ。我が子のことが心配で学校に行かせたくなくなる。」

B「教育を受けさせるのは国民の三大義務の一つ。その義務を果たそうとすらしないその姿勢は、断罪されるべきだ」

最近の子供のいじめ報道を見ると確かに、学校の先生などにSOSを出しているのにも関わらず、無視されるケースもあるという情報も目にします。

また、教育委員会が自己保身のために、いじめの事実を隠蔽するケースも露見されていますが、これも典型的な発言の切り取りdesu.

いじめ問題に不安を抱くAさん発言の「学校に行かせたくない」の部分のみを切り取って、「国民の三大義務」という一般論を持ち出して反論しています。

Aさんはただ単に学校教育に対する漠然とした不安や不信感を述べているだけなのに、Bさんはあたかも非国民化のような振る舞いだと指摘しています。

■例3 新規採用(表現の歪曲の例)

A「次年度の新卒採用は見送る」
B「若者からまた雇用を奪うつもりか!若者を育てられない会社に未来はないぞ!」

Bさんは何か事情があって若者を迎え入れたいのでしょう。

若者の雇用情勢が十分に改善しない風潮という後ろ盾から表現を膨らませ、情に訴えかけるような謎の理論を展開しています。

この会社の方針として若者の新規採用を見送ったところで、多くの若者の可能性を摘無ことになりません。

さらに、会社の未来は新規採用した若者だけがになっているわけでもありません。

■例4 マスコミ(発言切り取りの例)

2008年当時、総理大臣だった麻生太郎さんがハローワークで求職者の面接を行ったシーン。

前半部分が切り取られている有名な偏向報道です。

「今まで何してたんだ?」という発言の趣旨は、その文脈から「以前はどんな職に就いていたのか」と解釈すべきですが、当時のマスコミは麻生太郎の発言の一部だけを切り取って非難を誘いました。

古くはの1950年12月に後に首相として『所得倍増計画』を発表することになる当時の池田勇人蔵相の発言もマスコミによる典型的な発言の切り取りによる偏向報道が行われました。

参院予算委員会で『貧乏人は麦を食え』と発言したと報道されるやいなや、メディアでは『貧乏人切り捨て発言』であるかのような印象を与え、人々の怒りを買いました。

しかし国会答弁の記録によれば、『所得の少ない人は麦を多く食う、所得の多い人は米を食うというような経済の原則にそった方へ持っていきたいというのが私の念願であります』と答えています。

当時は終戦から5年しかたっておらず、食糧事情も厳しい時代でした。国の補助金によって消費者米価を低く抑えていたのですが、その補助金を減らせば、米価が麦価よりかなり高くなるものの、経済の在り方としては望ましいという趣旨の説明をした中での発言でした

ストローマン論法の対処・対策方法は?

議論を投げかけてきた相手がストローマン論法を使っているかどうかは、

議題の歪曲

表現の歪曲

発言の切り取り

のいずれかの行為が行われていないか?ということを意識すると良いでしょう。

見分け方は単純に、例で言う自分が話そうとしていた問題とは、反論の趣旨がずれているかどうかです。

逆に、自分自身が無意識にストローマン論法を使用してしまうケースもあるので、議論の議題は常に明確にすることを意識する癖を持っておくとよいです。

ストローマン論法では問題の争点を変えることによって問題の提起がそもそも崩れてしまうため、その後の議論が続かなくなるという特徴もあります。

■議論が続かないケース(ストローマン論法)
A「タバコって仕事時間の無駄だよね」
B「タバコ税は国の貴重な税収だし、タバコに従事して仕事している人だっているよ!その人たちの生活も奪うのかい!?」

■議論が続くケース
A「タバコって仕事時間の無駄だよね」
B「いや、あれは喫煙室でも貴重な意見交換をしているんだよ、決して無駄な時間じゃないんだ」

前者ではストローマン論法によって「時間」の話から税収や他の人の仕事にすり替えられていますが、争点が自分の主張とは違うところに飛んでいるので議論が続くことはありません。

「そんな事を言って関係者にすまないと思わないのか!」
「○○を全否定するつもりか!」

こういったセリフが出たら、まず原点に戻って、提起しようとした内容を再点検してみて下さい。

実はズラされているかもしれません。

意図的に一部引用や微妙な改竄から相手の元文を論破しようとしてくるので、明確な防御方法を確立するのは難しいものがありますが、対処法としては、
「その解釈は私の今回提示したい意図とは違いますので、もう一度説明します」と、相手の主張がおかしいことを相手自身に説明させのが良いでしょう。

ツイッターでの議論でも他の参加者に対して、相手の主張の方がおかしいと見せしめにできます。

また、相手は黙って何も言えなくなるか一瞬でひっくり返すことになることから、以降の討論を有利に進める事ができる様になります。

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