ガンダムUCの主人公バナージ・リンクスは最後は？
バナージはあの後どうなったのですか？死んだ？
オードリー・バーン（ミネバ・ラオ・ザビ）と結婚してジオン軍の再興に尽力したのでしょうか？
バナージ・リンクスの最後は？その後はミネバと結婚？
ガンダムUCは時系列順では、宇宙世紀0123年『ガンダムＦ９１』、宇宙世紀0153年『機動戦士Ｖガンダム』宇宙世紀0223年『G-SAVIOUR』が『ガンダムＵＣ』の未来を描いた作品
主人公バナージ・リンクスは「メガラニカ」を消滅させようとするコロニーレーザーを防ぐ為に「サイコ・フィールド」を発動させた代償として「ユニコーンガンダム」のサイコフレームに精神が取り込まれます。
そうして仲間から離れて行くユニコーンに対してリディが「そんな事は誰も望んじゃいない。バナージ帰ってこい！」とバンシィで追いかけて行きます。
バナージ・リンクスは幾多の意識体と複合した「一種の新生命体」ともいえる「存在」なったものの、『ずれ』を感じて元の「バナージ・リンクス」という肉の器に戻り（バナージの精神が元の「バナージ・リンクス」という人間の中に戻った、ということです。）、オードリー・バーン（ミネバ・ラオ・ザビ）のいる「メガラニカ」に向かおうというところで終了します。
2人がその後どうなったのか、後日談は描かれてはいません。
本編の５年後にはジオン公国の自治権は失われます。これは国が地球連邦に吸収合併されるようなものですから、その時点で彼女の権力はなくなるわけです。
（彼女自身は権力を持つ存在というよりはシンボル的な人でしたが）
彼女が、彼女をミネバ・ザビとして信奉する人々に対して、自分を信奉しなくてもあなたたちは生きていけると納得させ、その自信と力を人々が持つことができれば、彼女は人々から自由になれます。
それには地球連邦に属する人々が、ジオンに属していた人々を理解し協力してあげることが必要になります。
その切っ掛けとなりうる事柄が、まさに物語のフィナーレで彼女が全地球圏に対して語ったラプラスの箱の真実であると思います。
ちなみに、『機動戦士ガンダム』（いわゆるファーストガンダム）に登場したザビ家の面々は
デギン・ソド・ザビ→ギレン・ザビの命令による「ソーラ・レイ」の照射で死亡
ギレン・ザビ→キシリア・ザビの手で射殺される
キシリア・ザビ→シャアの手により、射殺される
ドズル・ザビ→ソロモン戦において、戦死
ゼナ・ザビ→ソロモン戦が本格化する前に、ドズルの指示により脱出
ミネバ・ラオ・ザビ→ゼナに同じ
ガルマ・ザビ→北米にて戦死
・・・ということで、ファーストガンダムにおける戦争、すなわち「一年戦争」が終わった時点で生存している（というか、「死亡が確認されていない」という表現が正解か）ザビ家の人間は、
ゼナ・ザビ（ドズルの妻）
ミネバ・ラオ・ザビ（ドズルの遺児）
この２名しか残っていませんでした。
（しかも、「ザビ家直系」に絞れば、ミネバだけということになる。）
一年戦争終戦間際、ジオンの残党が落ち延びた「アクシズ」という小惑星があるのですが、ゼナ、ミネバともにそこへ落ち延び、ゼナはそこでほどなくして病死、ミネバは、アクシズ（ジオンの残党勢力）の旗頭として担ぎ出されたものの、宇宙世紀0088年（作品で言うと『機動戦士Ｚガンダム』の終わりごろ）にシャアの手で連れ出され、以来、行方が不明になったということです。
しかし、ザビ家唯一の生き残りとなったミネバの「その後」のエピソードが、ガンダムUCとなっていきます。（ちなみに、同作の時代設定は宇宙世紀0096年。）
