ガラスの靴の原作は?なぜ消えない?脱げた?シンデレラ

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「シンデレラ」という物語ではガラスの靴がストーリーの象徴的なアイテムとなっています。

12時に、魔法が溶けるのに、ガラスの靴だけは消えないのはどうしてなんでしょうか?

カボチャや、ネズミを馬車や従事に変えたはずなのにどうしてガラスの靴だけは残ったんでしょうか?

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ガラスの靴の原作は?なぜ消えない?脱げた?シンデレラ

「シンデレラ」には様々な原作・原典があるとされていますが、現在知られている中で最も古い記録の一つに、ギリシャの歴史家ストラボンが紀元前1世紀に記録した「ロードピス」の話があります。

ロードピスでは、そもそも「サンダル」のみが存在しており、これは魔法で出現/変化したものではなく、元々彼女の持ち物であったため、この部分(靴から持ち主を捜す)という体裁が後のシンデレラの物語にも踏襲されたのかもしれません。

現在よく知られているシンデレラで描かれている、馬車やドレスなどを魔法で用意するくだりは、後年になって付け加えられたものなので、上記の通り「靴を証拠に花嫁を捜す」部分だけ残ったことで、不自然な構造になっています。

シンデレラ物語といっても、その内容は結構いろいろです。

「シンデレラ」の形にまとめられた後でさえ複数の作家による版がありおおもとに共通する部分を残しながら様々な形にアレンジされています。

必ずしもガラスの靴ではないですし、魔法使いが魔法で出現/変化させたものではないバージョンも多々あります。

たとえばグリム童話のシンデレラには、カボチャの馬車も、ねずみを変身させた従者も、それらを与えてくれる魔法使いも登場しません。

靴はガラスではなく金や銀の靴(とはいっても純金純銀の塊の靴というわけではなく金糸銀糸の刺繍で埋めつくされた靴ということ)ですし、その靴とドレスはシンデレラの実母の墓所に育った榛の木に集まってくる小鳥たち(どうも現実にも普通にいるただの野鳥ではなさそうです) がシンデレラの求めに応じてどこからともなく持って飛んできて投げ落としてくれたもの。

それをうけとったシンデレラは自分で普通に着替えています。城から帰った後にもシンデレラが自分で脱いでお墓の上に置くと、鳥たちが現れてどこかへ持っていってくれるのです。

つまり、奇跡的なものだとしても魔法使いがぽんと出してぽんと消したり、みすぼらしい仕事着を変化させたようなものではなく、シンデレラが着る前にも脱いだ後にもちゃんと物質として存在するものなんです。

ちなみに何時までに帰ってこないといけないという制限も全くありません。

ただ継母や義理の姉達に認められていないのに内緒で出かけているし、ドレスなどの入手方法も知られてはいけないということで彼女たちよりも早く帰宅して着替えて素知らぬ顔をしていなければまずいということで急いで帰るだけです。

それなのに、王子がシンデレラに執着してしまって、城の階段に罠をしかけるので片方の靴だけそこに残ってしまいます。落とさなかった方の靴と身につけていたドレスはちゃんと鳥に返して、仕事着に着替えたということです。だから残ったの王子に拾われてしまって鳥に返すことができなかった片方の靴だけということ。

城と家をどうやって行き来したかは言及されませんが、馬車も何も用意されないので、行きも帰りも自分の足でだと思います。さらに言えば、シンデレラは三度城へ出かけていて、靴を落とすのは三度目の際ですが、初日と二日目、王子はシンデレラを送ると言って、断って逃げるシンデレラにつきまとってなんとシンデレラの家の近くまでついてきます。お供はいません。馬や馬車にものっていないようです。シンデレラも王子も走っていると思われます。

つまりシンデレラの家とお城は結構近いようです。

カボチャの馬車やねずみ従者、ガラスの靴、それを授けてくれる魔法使い的存在、12時の制約、これらがそろっているのはぺロー童話の「サンドリヨン」です。

現在絵本や童話、アニメなどでよく知られるシンデレラ物語は大概これをもとにしています。最後にシンデレラと義理の姉達が和解する円満なラストもこのぺロー版のままです。

この話ではたしかに魔法使いが魔法でカボチャを馬車に変え、6匹の二十日ねずみを6頭の馬に変え、別種の肥ったねずみを御者に、とかげ6匹を6人の従者に変え、主人公のみすぼらしい普段着をドレスに変えます。

そして、真夜中を少しでも過ぎたら上記の全ての変化が解ける、と注意をあたえます。

ところが、ガラスの靴だけは魔法使いからシンデレラへ「手渡し」していて、ガラスの靴が消えるということは一言も言いません。

他のものについては、馬車がかぼちゃに、馬と御者がねずみに、従者がとかげに、ドレスがもとの古着に逆戻りするよといちいち一つずつ言っているのに。

そのとおりに12時の鐘の後、いろいろなものが”元に戻って”しまって、シンデレラは息も絶え絶えに自宅へ戻るのですが、落とさなかった方の靴だけは手元に残っていて、それをポケットに入れてずっと持っています。もちろんもう片方は王子の手元に。

つまりぺローのシンデレラ物語では、馬車・馬・御者・従者・ドレスは変化魔法のたまもので、靴だけは現物支給されていました。

他にもいろいろなシンデレラ物語で、いろいろな表現がありますが、とりあえず有名な二作ではそのような事情で靴だけが残ることに説明がつくようになっています。

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