江戸時代の識字率はデマ?根拠は?農民も高い?理由は?

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江戸時代の識字率は世界的にも高いと言われていますが何を根拠としているんでしょうか?デマ?

江戸時代の識字率は農民も高かったのでしょうか?

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江戸時代の識字率はデマ?根拠は?農民も高い?理由は?

江戸時代の識字率について、同時代のロンドンの識字率が20%以下といわれる中、資料によるものの日本では日常生活に必要な簡単な読み書き出来る人は70~80%位あったと言われてます

識字能力・識字率の歴史的推移――日本の経験
広島大学教育開発国際協力研究センター『国際教育協力論集』第 15 巻 第 1 号(2012) 51 ~ 62 頁

ただし、1881年長野県の調査で「公布達及新聞論説ヲ解読シ得ル者」が1.7%となっているあたりからしても、条件によって識字率は雲泥の差ができることが見て取れます。

たとえば識字率を、「自分の名前を読み書きできること」とした場合と、「新聞を読めること」とした場合では、数字はまるっきり違ってきます。

日本研究で著名なイギリスのロナルド・ドーアという社会学者によると、『学歴社会』(1976年 ) という著作で明治元年の日本全国の就学率は男子が43パーセント女子が10パーセントあったとしています。

ロナルド・ドーアは著作『江戸時代の教育』(1965 年 ) で次のようにも記しています。

「疑う余地のないことは、1870( 明治 3) 年の日本における読み書きの普及率が、現代の大抵の発展途上国よりかなり高かったということである。恐らく当時の一部のヨーロッパ諸国と較べてもひけをとらなかっただろう」

ロナルド・ドーア - Wikipedia

ゴローニンやシュリーマンは著書の中で「全ての日本人は読み書きができた」と述べています(翻訳は岩波文庫、講談社学術文庫にあり)。

朝鮮通信使の申叔舟や捕鯨船員のアメリカ人マクドナルドも同じことを言ってるそうです。

井原西鶴の『西鶴織留』には「今時は物かかぬといふ男はなく」と書かれています。

以下は幕末期にイギリスの歴史学者チャールズ・マックファーレンによって書かれた『日本1852―ペリー遠征計画の基礎資料』という本から引用します。

イエズス会のフロイス
「日本人は西洋人に匹敵する優れた民族である。この国の人々の性質や特質を思う時、布教に関わる喜びを禁じえない。純真で、素直で、よく言いつけを守り、飲み込みが早い。しっかりと規則を守っている。少しも無駄のないスケジュールで言葉を学び、文学、声楽、音楽の勉強に励んでいる。学ぶことにかけては天賦の才のある者ばかりだ」

逆に、ヨーロッパでは19世紀に大衆紙(知識層が読む新聞ではなく主に労働者が読む新聞)が続々発行されているので、この時期には読者である大衆の相当数が文字を読めたでしょうが、これもどの程度かは不明です。

1904年~の日露戦争において、下士官と兵卒しかいない収容所で、捕虜のロシア人が新聞を発行していた例もあります。読み書きが一般的でなければ、こんなこともできないでしょうが、やはり明確なところは不明です。

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