エヴァQのリリンとは?ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q

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「リリン」という言葉を映画「エヴァQ(ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q)」で渚カヲルやアスカが使っていましたが「リリン」とは?

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エヴァQのリリンとは?ヱヴァンゲリヲン新劇場版Q

結論から言うと、リリンとは人間のことです。

アニメ版では渚カヲルが「歌はいいねぇ、歌は心を潤してくれるリリンの生み出した文化の極みだよ そうだと思わないかい?碇シンジ君」と言っています。

我々人類も第2使徒リリスから生まれし18番目の使徒なのです。その呼称がリリンなのです。

地球には、リリスから生まれた使徒(=人間)と、アダムから生まれた使徒(=第4使徒や第10使徒)の2種類が存在します。

故に、アダム側の使徒であるカヲルくんは、人間のことを”リリン”と呼び、ゲンドウのことを”リリンの王”と呼んでいました。

かつて宇宙に第一始祖民族というヒト型種族がいました。

しかし彼らは、故郷である自分達の星が失われる事を知り、新たな住処となる星を目指し、いくつかのグループに別れ、月に乗って宇宙へ旅立っていきました。いつか再び繁栄する為に。

そして月に乗る際に、みな生命の根源の姿まで戻し、互いに溶け合って一つになってます。

だから新たな星に着いた際に、彼らに再び生命としての肉体を与える為の存在が必要で、それが「生命の種」と呼ばれる者で、この生命の種も一緒に月に入ってます。

こういった月は数個かあり、その内の二つがこの地球に落ちてきます。

一つが「アダム」と呼ばれる生命の種を乗せた「白き月」です。

そしてもう一つが「リリス」と呼ばれる生命の種を乗せた「黒き月」です。

最初に来たのはアダムを乗せた白き月であり、リリスを乗せた黒き月は後から地球に来ました。

アダムは地球に着いた後、目覚め、引き連れた者達に生命としての姿(肉体)を与えます。

それが「使徒」と呼ばれる者達です。しかし彼らは目覚める事なく何故かみな眠りに着きます、もちろんアダムも。

だからこの地球は、やがてリリスから生み出された生命によって栄えることになります。

エヴァ世界では、地球上にいる全ての生命(アダムや使徒達を除く)は、みなこのリリスから生まれた生命です。

だから当然、人類もリリスから生まれた生命の一つであり、人類はリリスが生み出した生命の最終形態と言われています。

そしてこの人類を「リリン」と呼んでいます。

ちなみに、人間であるはずのアスカまでもが、人間のことを”リリン”と呼んでいましたが、これには諸説あります。

中でも有力なのは、「『破』で受けた使徒の浸食により、アスカもアダム側使徒のような存在になっている」というもの。確かに、『Q』でのアスカの眼帯は、青く光っていました。

地球に生物が誕生するよりも昔、地球に「白き月」と呼ばれる巨大な卵が落下しました。

この卵から生まれたのが第1使徒アダムです。

アダムには生命体を生みだす機能(能力)があり、「生命の実」を持つアダムからは、「知恵を持たない代わりに無限の命を持つ生命体」が生まれました。これがコアとS2機関を持つ使徒です。

本来は彼らが地球の支配者となるはずでしたが、あとから「黒き月」と呼ばれる卵が落下してきて、その衝撃でアダムとその子供たちは眠りにつくことになりました。これがファースト・インパクトです。

「黒き月」から生まれた第2使徒リリスにも生命体を生みだす機能がありましたが、アダムとは生み方がちょっと違いました。

「知恵の実」を持つリリスから流れ出た生命の源は、原始の海と混ざり、やがて微生物が生まれ、進化し、長い時を経て「命が有限である代わりに知恵を持つ生命体」が生まれました。すなわち心臓と消化器官を持つ人間です。

聖書の創世神話の通りのことが、原始の地球で起こったということですね。

聖書では最初の人間がアダム。アダムの最初の妻がリリスですが、彼女はアダムの元を離れ、天使たちが呼び止めるのも聞かずに地獄界に逃げて、魔王ルシフェルと婚姻してリリンという子を設けます。

その後、神はアダムの肋骨から女性を作ります。これがイヴ(エヴァ)です。

劇中の南極の光の巨人がアダム。第3新東京市の地下にいたのがリリス。

アダムのレプリカが弐号機以降のエヴァ。その作成実験の過程でリリスを元に作られたのが零号機と初号機。

ちなみに月に乗って旅立つ際に、生命の種なる存在は、「生命の実」か「知恵の実」かを選ばされ、アダムは生命の実を、リリスは知恵の実を選らんだ存在です。

だから使徒は生命の実を受け継いだ者達であり、人類は知恵の実を受けた者達という対極の構図になります。

軍事組織WILLE(ヴィレ)の目的は、 ”青い海を取り戻すこと。

そのために、秘密結社ゼーレおよび特務機関NERVの壊滅と、現存するエヴァの破壊する” ことだそうです。

この組織が、誰によって、いつ、どういった経緯で結成されたのかは全くの不明です。

おそらく、ニア・サード・インパクトの発生で明るみに出た「人類補完計画」を怪しんだミサトたちが上層部を問い詰めた結果、職員や軍人、民間人たちが反乱を起こしたのでしょう。

そもそもNERVに所属していた人たちは、次なるインパクトの発生を防ぐために戦っていたのですから、それを自分たちの上司(ゲンドウやゼーレ)が意図的に起こしたと分かれば、反乱しても不思議ではありません。

リリンの由来は?

現実において”リリン”とは、聖書に登場する「悪魔の娘たち」の名前です。神は、アダムとリリスという、2人の人間を創りました。しかし、刺激を求めたリリスは、純朴すぎるアダムに愛想を尽かし、悪魔たちのもとへと去ってしまいます。そして、彼女が悪魔たちとの間にもうけた子供が、リリンなのです。なお、リリスに捨てられて泣いているアダムを可愛そうに思った神様は、彼のあばら骨から、もう一人女性を作ってあげました。こうして、有名なアダムとイヴ(エヴァ)の2人が生まれたのです。ところが、このイヴが気に入らなかったリリスは、蛇に化けてイヴをそそのかし、知恵の木の実を食べるよう仕向けます。結果、アダムとイヴは楽園を追い出されることになったのです。

リリン→人間のこと。

アダム→第1使徒。ほかの使徒がアダムと接触すると、地球の生命体が滅びる。使徒を作った。ゲンドウの手に融合している。

リリス→第2使徒。ネルフ地下の仮面の白い巨人は、本当はアダムではなくリリス。人間を作った。レイ、リリス、アダムが融合すると、人類が溶けて一つになる(人類補完計画)。

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