北海道なぜ電話で過去形?「おばんでした」「〇〇でした」

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北海道では電話していきなり「鈴木でした」と過去形で言うのはなぜ?

道産子はよく挨拶で「おばんです」ではなく過去形で「おばんでした」と言ったりしますがなぜ何でしょうか?

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北海道なぜ電話で過去形?「おばんでした」「〇〇でした」

北海道の人々はかつて「過去形で名乗る」という独特の言い回しを使っていたようです。これは方言とは異なる位置づけで、初対面の相手に対しては使わず、ある程度の親近感や仲間意識のある場合に使用されたようです。

「でした」を使うのは少し砕けた感じになるので、全く顔をししらない相手にも使わないようでした。

その背景には、北海道の広大な地域や厳しい環境による影響があったとされています。昔の北海道は交通が不便で、人々が遠く離れた場所に住んでいることがよくありました。そのため、古い友人や知人に会う際に顔を合わせたとしてもすぐには誰だかわからないことがよくありました。このような背景から、名前を過去形で名乗ることで相手に対して奥ゆかしい気持ちや思いやりを示すことが意識されたと考えられます。

また、北海道の人々は当時、「あからさまに名乗ることは相手に失礼だ」という考え方が根付いていたようです。そのため、冗談めかして名乗るような言い回しを用いることで、相手の気を遣い、嫌な思いをさせないよう配慮していたのかもしれません。

これらの要因から、現代でも一部の北海道の地域や特定の場面で「過去形で名乗る」という言い回しが使われ続けているようです。現代ではあまり一般的ではないかもしれませんが、かつての北海道人の独特な気遣いや優しさが反映された言い回しとして、一部で大切にされているようです。

まとめ:北海道なぜ電話で過去形?「おばんでした」「〇〇でした」

基本的に北海道弁は『標準語』に『だべ?』とかが付く言葉が多いので(『はんかくさい』とか方言は除く)

標準語にない表現は、同じ道民でも『え!?なにそれ!(笑)』となるでしょう。

北海道人が「おばんでした」と言うのは、かつて北海道人が「相手を思いやる優しさに満ちた」人々だったからだと考えられます。北海道は広くて、かつては古い友人に会いに行くにも時間がかかり、環境も厳しいので、誰か知人に会っても、すぐには誰だかわからなかった。そのため、突然の訪問や顔の見えない電話などの場合、「鈴木です」とあからさまに、あるいは一方的に、名乗るのは相手に対して失礼だ、との考え方がかつての北海道人気質にあったのです。

そのため、かつての北海道人は、自分の名前を名乗る時には「〇〇でした!」と言い続けていました。

「よろしかったでしょうか?」「食べれる、見れる」等北海道の方言が全国的に広まったのは北海道の言葉が全国に流出したのではなく、日本人の多くが簡単な言い回しを選択したせいではないでしょうか。

食べれる→食べられる
見れる→見られる
いいしょ→いいでしょう

「よろしかったでしょうか?」についても敬語的または謙譲語的な言い回しとしては何となく簡単で使える場面も多そうです。

「めっちゃ」や「最高やん」は表現力に乏しい人が好んで多く使うように思います。形容詞のボキャブラリーが少ないというか。
少し足りないJKが何を見ても「かわいい」と「すげー」「ちょう○○」しか言わないのと同じです。

つまり日本人は言語表現上能力が低下してきたというとらえ方ができます。
コミュニケーション能力も低下したので人と接するのに不可欠な敬語等の表現も使えなくなってきたのではないでしょうか。

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