威嚇射撃で弾丸は落ちてくる?どうなる?危ない?

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威嚇射撃などで、上空に向けて打った弾は、その後どうなる?

空に向けて撃った弾は落ちてきたとき危なくないでしょうか?

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威嚇射撃で弾丸は落ちてくる?どうなる?危ない?

威嚇射撃で空に向けて撃った弾は落ちてくるとき危なくないですか?

答えは、「危険ですが、警官が使うような拳銃の弾の場合は、よほど当たり所が悪くない限り死ぬことはない」です。

空に向かって撃った弾は、上昇しながら少しずつ速度を落とし、その後は落下しながら速度を増していきます。しかし空気抵抗がありますので撃ち出した時と同じスピードにはなりません。空気抵抗は速度が上がれば増えますが、弾が地球に引かれる力の大きさは変わりませんので、ある程度の速度でその二つは釣り合い、落下速度の上昇は止まります。その後は一定の速度で落ちてきます。この「空気抵抗と重力が釣り合う速度」を終端速度と言います。

警官が持っている拳銃の弾は、38スペシャル弾と呼ばれるもので、弾頭の重さはおよそ8gです。この弾の終端速度は、空気抵抗を考慮すると約61m/sとなります。8gの弾がその速度で落ちてくると、威力は約15Jとなります。

15Jというのはそれなりに高い威力で、人に当たれば怪我をすることは確実です。野球の硬球(148g)が51km/hのスピードで当たるのと同じくらいの威力です。もっとも野球の球より小さくて尖ったものなので怪我の度合いは変わるでしょう。大きなタンコブができるか、皮膚が裂けたり弾が少しめり込んだりする程度のものだと思われます。よほど当たり所が悪くない限り死んだりすることはない、その程度の威力です。

ただし、斜め上に向かって撃った時などは弾速が空気抵抗によって落ちる前に落下してくる可能性があるため大変危険です。そのため、警察官による威嚇射撃では、必ず真上に向けて撃つよう訓練されています。

また、銃の種類によっても終端速度や威力は異なります。例えば、マグナム弾と呼ばれるような大型の拳銃の弾や、ライフルなどの弾は、終端速度や威力が大きくなります。これらの弾が落ちてきた場合、生命に危険を及ぼす可能性もあります。

したがって、威嚇射撃で空に向けて撃った弾は、絶対に安全とは言えません。人がいない安全な場所で行うように注意しましょう。

威嚇射撃で落ちてくる弾丸の危険度は角度で異なる

威嚇射撃で落ちてくる弾丸の危険度は角度で異なります。それについて詳しく説明します。

まず、「真上に近い角度で撃ち上げて、ほぼ静止したところから落ちてくる場合」と、「斜め上に撃って弾道がお辞儀して落ちてくる場合」で結果が異なります。

真上に近い角度で撃った場合、もしも真空ならば発射したときと同じ速度で落ちてくることになります。しかし、実際には重力加速度と空気抵抗がつり合ったところで一定の速度になり、それ以上の速度には増えません。弾頭の重量や形状により速度は変わりますが、おおむね18禁のエアソフトガンの初速よりわずかに速い程度です。BB弾よりも重いため、当たれば怪我はするでしょうが、死ぬほどの威力はありません。

一方、斜め上に撃って弾道がお辞儀して落ちてくる場合、銃口から出たエネルギーを大きく失わず、十分な殺傷力を持つことがあります。これは、放物線を描きながら落下してくるためで、祝砲の流れ弾で死者が出ることもあります。具体的な例として、30-06:150gr(9.72g) FMJ弾を真上に発射した場合、初速823m/s、高度2,844m、終端速度90m/s、残存エネルギー39.4ジュールとなり、1.7km離れた人をも殺傷するほどの威力が残ります。

威嚇射撃で落ちてきた弾丸の死亡事故は?

銃の所持が許可されている国では結婚式や新年などお祝い事の時に祝砲として実弾で発砲して祝福している。世界的に人気のサッカーでは自国の代表チームが好成績を収めると祝砲を上げる事も多い。

2003年にイラク戦争でサダム・フセイン政権が倒れた時、イラクの民衆は祝砲を上げたが、それが原因で20名が無くなっている。2007年には同じくイラクでアジアカップでの初優勝を祝う祝砲で3人が亡くなっている。

2011年にはフィリピンで新年のお祝いのために空中に発射された弾丸によって3人が亡くなっている。2010年にはトルコで新郎が自分の結婚式でAK-47で祝砲を上げて参列した3人の親戚が亡くなった。

銃社会のアメリカでも独立記念日などに祝砲を上げる慣行があり事故が度々起きている。2011年には11歳の女の子が休日のお祝いで空中に撃ったピストルの弾丸で亡くなっている。2013年には独立記念日の祝砲で撃たれた思われる40口径の弾丸が7歳の男の子に首に当たって亡くなった。

アメリカではカリフォルニア、テキサス、アリゾナなど多くの州で空中に銃を発射することを禁止ている(軍人の葬儀での弔砲は空砲)。

引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14286554614

まとめ:威嚇射撃で弾丸は落ちてくる?どうなる?危ない?

威嚇射撃で空に向けて撃った弾が落ちてくる際には、確かに危険が伴います。一般的には、威嚇射撃を行う場合、撃つ方向に注意を払い、安全な場所を選ぶように心掛けます。以下に、その理由と具体的な情報を詳しく説明します。

まず、威嚇射撃で使用される拳銃の弾は、一般的には38SPLと呼ばれ、おおよそ8gの鉛製の弾頭を使用しています。上空に向かって撃つと、弾は上昇しながら速度を落とし、その後は落下しながら速度を増していきます。しかし、空気抵抗があるため、撃ち出した時と同じスピードにはなりません。この時の速度を終端速度と呼びます。

計算結果によれば、38SPL弾の終端速度は61m/sとなります。8gの弾がこの速度で落ちてくると、約15Jのエネルギーを持ちます。これは、野球の硬球(球速51km/h)のデッドボールよりも高い威力です。したがって、人に当たれば怪我をすることは確実です。ただし、命に直結するほどの重傷を負う可能性は低いとされます。

警察官や刑事などが使用する拳銃の場合、威力はそれほど高くなく、致命傷を与えるまでのエネルギーは通常ではありません。ただし、これが全ての拳銃に当てはまるわけではなく、マグナム弾やライフルなど、より大型で威力のある弾を使用する場合は別です。そのような場合、弾が落ちてくるときのエネルギーが生命に危険を及ぼす可能性が高まります。

警察官が威嚇射撃を行う際は、銃口を上空に向けることが要求されていますが、具体的には土手や川など、人が居ないことが確実でかつ弾が跳ね返ることがない場所を選びます。斜め上に向けて撃つことが避けられ、上空に向けての威嚇射撃が行われる限り、通常の状況では命に関わる危険性は低いとされています。

総じて、威嚇射撃は危険な行為であり、正確な状況判断や安全対策が欠かせません。警察官等は専門的な訓練を受け、厳格な銃使用及び取扱い規範に基づいて行動しますが、一般の人が模倣することは避けるべきです。安全第一の原則を守り、無用な危険を回避することが大切です。

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