ラブデスロボット彼女の声の考察|感想は面白い?つまらない?

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Netflix「ラブデスロボット(ラブ、デス&ロボット)」の最終話「彼女の声」

シーズン1『目撃者』のアルベルト・ミエルゴなどスタッフが再集結して使ったエピソードということですが、あの宝飾に身を包んで川で踊り狂っていた『彼女』は一体何者ですか?

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ラブデスロボット彼女の声のあらすじ

中世の時代。森の中の湖へやって来た騎士団の前に、全身に宝飾品を纏った女が現れる。女は歌で人を魅了する魔物であり、声を聞いた騎士達は踊り狂って互いに殺し合い、耳が聞こえない一人の騎士だけが生き残る。騎士は逃げようとするが、女の腕から金がはがれ落ちたのを見て、彼女を追う。女は騎士を誘惑し体を求めるが、騎士は隙を突いて女を気絶させ、黄金や宝石でできた皮膚を剥ぎ取り走り去る。途中、疲れて眠っていた騎士の耳に突如として聴力が身に付く。パニックになる騎士の前に再び女が現れ、苦悶しながらも声を振り絞り、気を狂わされた騎士は溺死する。

ラブデスロボット彼女の声の考察

Netflix「ラブデスロボット(ラブ、デス&ロボット)」の最終話「彼女の声」についてネットでは次のような考察が見られました。

引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11262248246

元のイメージとしてはバンシー(banshee)に近いのかなと思いました。

アイルランドやスコットランド、いわゆるケルトに伝わる妖精です。死を告げる叫び声を上げるものとされています。ただし、伝承におけるバンシーは死を告げるだけで、死に誘う存在ではないので、そこはセイレーン(Siren)なんかのイメージがありますね。こちらは海で、船乗りを誘って船を沈めようとする人魚のような存在です。

騎士達の姿は十字軍のイメージではないかと思いました。狂って走り出す直前に、宗教家らしき人物に祈りを捧げるようなシーンがありましたね。

本来の十字軍は西欧諸国がエルサレム奪回のために対イスラム教国へ送った軍ですが、非キリスト教圏に「キリスト教の教え」を広めるための軍の呼称としても使われます。その途上で非人道的な(人道的な教えを広める軍なのに)振る舞いをしたことでも有名で、映像の中の騎士達も、どこから奪ったらしき金品をこれ見よがしに馬にぶら下げてました。

森に潜む「彼女」が、体中に金品宝石を、騎士と同じようにぶら下げていたのは象徴的です。金品は欲望の暗喩でしょうから、主人公の「彼」が聾者であることは、金品の鳴らす「音」、さらに「彼女の声」が聞こえないことも、そこでつながってきます。「彼女の声」に誘われた騎士達が「溺れて死ぬ」のは、まさに「欲に溺れる」わけで、分かりやすい。

金品を奪われる前の「彼女」は、夜になって寝た「彼」に添い寝までします。それは誘惑されなかった「彼」に対する思慕というか、許しみたいなものなのかもしれませんが、結局「彼」は「彼女」から金品を奪ったことで聾者では無くなる。「彼」もまた「欲に溺れた」ことで「聖者」ではなく、普通の人間になってしまった。

「彼女」は、溺れた者達の金品を身につけて、これまで通り「欲にまみれた」人間達を誘惑し続けるのでしょう。

聾唖をある種の「聖痕」のようなものに見立てているのは、かなり古くさい表現ですし、微妙に危うさを感じなくはないですが、ハイパーリアルな映像とスピード感ある演出で、スリリングかつ面白い作品でした。ちょっと趣向が違いますが同じ監督が手がけたシーズン1の「目撃者」を思い出しました。

ラブデスロボット彼女の声 感想は面白い?つまらない?

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