型式指定取り消しどうなる?グランマックスタウンエース、ボンゴ|ダイハツ不正

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型式指定取り消しになるとどうなる?

ダイハツの不正でダイハツ「グランマックス」と、トヨタ自動車ブランドで生産している「タウンエース」とマツダブランドの「ボンゴ」の3種が型式指定取り消しになるそうですが、型式指定取り消しになるとどうなるんですか?

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型式指定取り消しどうなる?ダイハツ不正

国交省、ダイハツ不正問題で3車種の型式指定を取り消しへ OEMのタウンエース、ボンゴも対象

国土交通省は16日、ダイハツ工業の認証不正問題を巡り3車種の型式指定を取り消す方針を明らかにした。23日に行われる「聴聞」の手続きを経た上で、正式に処分を決定する。

エアバッグ安全性試験で不正の3車種、型式指定を取り消しへ
ダイハツ工業の認証不正問題を巡り、国土交通省は16日、特に悪質な不正を確認した3車種について量産に必要な「型式指定」を取り消す方針を明らかにした。道路運送車両法に基づく最も重い行政処分となる。

https://news.yahoo.co.jp/articles/0d82353eb7f73163340bca3642e2c860c0454fd5

ダイハツの不正問題で、国土交通省は、2024年1月16日に、3車種の型式指定を取り消しました。

型式指定とは、自動車の型式ごとに、安全性や環境性能などの基準を満たしていることを国土交通省が認めたものです。型式指定を受けている自動車は、車検や各種試験を省略して、量産販売することができます。

型式指定を取り消されると、その型式の自動車は、今後一台一台、車検を受けたりする必要があるため、実質的に量産・販売が不可能となります。

型式指定取り消しになると、以下のような影響があります。

■新車の製造・販売・使用が禁止される
型式指定がなければ、その型式の自動車は、安全性や環境性能などの基準を満たしていることが保証されません。そのため、新車の製造・販売・使用は禁止されます。

■すでに販売されている車両は、リコールで対応される
すでに販売されている車両は、型式指定取り消しの影響を受けませんが、安全性や環境性能の基準を満たしていることが確認されるまでは、リコールで対応されます。

型式指定取り消し車種はグランマックスタウンエース、ボンゴ

ダイハツが「型式指定」の認証申請で不正をしていた問題で、国土交通省は

ダイハツ・グランマックス
トヨタ・タウンエース
マツダ・ボンゴ

の3車種の型式指定を道路運送車両法に基づき取り消す方針を発表しました。

国交省によるダイハツ本社(大阪府池田市)への立ち入り検査などの結果、3車種で衝突試験の際にセンサーでの作動が必要なエアバッグをタイマーで作動させるなど、不正な手段で型式指定を受けたことが確認されたという。

型式指定取り消しの影響|再取得は?

型式指定を取り消された場合、再取得するには、改めて型式認定試験に合格する必要があります。しかし、型式認定試験は非常に厳しく、不正によって試験に合格していた場合、再取得は困難になると考えられます。

一般公道での走行制限

新しい型式指定を得るまでの間、取り消し対象車両は一般公道を走行することができません。これは、一般のドライバーがその車両を所有して公道を利用することが難しくなることを意味します。

量産・販売への影響

型式指定取り消しを受けた車両は、新たな型式指定を取得するまで、量産・販売が事実上できなくなります。これは、メーカーがその車両を市場に提供することが難しくなることを指します。

車検の必要性

通常、型式指定がある車両は、メーカーの完成検査だけで車検を通過し、ナンバーを取得できます。しかし、型式指定が取り消された場合、各車両は車検場に持ち込まれ、通常の車検手続きを経てナンバーを取得する必要があります。

使用禁止とリコールの可能性

型式指定取り消しは、生産・販売・使用の禁止を含む厳しい処分です。しかし、既に市場に提供されている車両については、国土交通省の裁量により使用禁止の対象外となる場合があり、リコールで対応されることがあります。

2022年の日野トラック型式指定取り消しのケース

2022年の日野トラック型式指定取り消しでは以下が型式指定取り消しおよび生産禁止の対象となりました。

1.日野自動車新田工場(群馬県太田市)で生産されていた以下のエンジン。
E13C(日野プロフィア・日野セレガ・いすゞガーラ用のみ)
A09C(日野プロフィア・日野セレガ・いすゞガーラ用のみ)
A05C(日野レンジャー用のみ)
N04C(日野リエッセII・トヨタコースター用のみ)

2.日野自動車古河工場(茨城県古河市)が生産、日野自動車で販売されていた以下の大型・中型トラック。
日野プロフィア(日野E13C・日野A09Cエンジンを搭載)
日野レンジャー(日野A05Cエンジンを搭載)

3.ジェイ・バス小松工場(石川県小松市)が生産、日野自動車・いすゞ自動車で販売されていた以下の大型観光バス。
日野セレガ・いすゞガーラ(日野E13C・日野A09Cエンジンを搭載)

4.岐阜車体工業本社工場(岐阜県各務原市)が生産、トヨタ自動車・日野自動車で販売されていた以下の小型バス。
トヨタコースター・日野リエッセII(日野N04Cエンジンを搭載)

まとめ:型式指定取り消しどうなる?グランマックスタウンエース、ボンゴ|ダイハツ不正

型式指定とは、自動車の完成時に製造工場で検査(完成検査)することで、陸運支局等への持ち込み検査を省略することができるというシステムのことで、新車登録時に、書類だけで登録ができるということです。

「型式認定の取り消し」の意味は、あくまでも「今まで指定車種が取得していた型式認定の権利が今後取り消される」という意味です。

過去に販売済の車まで遡って型式認定が取り消されるという意味ではありません。

故に扱いとしては通常のリコールと同じです。

基本的にはダイハツが責任をもって問題点を改善する以上のことはありません。

指定の取り消しで、登録済の車が使用できなくなることはありませんが、取り消しの原因が修理や交換を要するものであれば、リコールという制度に基づいて整備する必要がありますが、修理するまでの期間も使用できないことはありません。

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