駒形由美の最期は?志々雄との出会い・関係は?

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るろうに剣心で駒形由美の遺体とともに志々雄真実も消えたとありますが駒形由美の最後はどうなっているんでしょうか?

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駒形由美の最期は?

駒形由美は剣心の奥義の直撃を喰らい悶え苦しんでいた志々雄真実を、剣心から守るために2人の間に割って入り、志々雄真実が15分でしか全力で動けない事を告げ「これ以上志々雄真実様を苦しめないで」と剣心に諭します。

剣心が刀を下ろすがその直後に駒形由美は志々雄真実に背後から心臓を刺し貫かれる。(剣心も同時に胸を刺されていた)

一見すると志々雄真実を庇ったのに裏切られた、という風にも捕らえかねないが(剣心はそう捉えていた)、駒形由美の刺された後一言目に発した言葉は「嬉しい」。

駒形由美は剣心にスキを与えるために2人の間に割って入ったのであって、初めて戦いの中で志々雄真実の役に立てた事を実感しながら、志々雄真実の腕の中で彼の勝利を祈り生命を落とします。

志々雄真実は駒形由美の傍で発火した為、駒形由美も同時に燃え尽きます。(原作、アニメ版のどちらかでしっかり焼け跡に人影がある)

一方、方治は生き残り、志々雄真実の死を目の当たりにし、発狂して闘場ごと全員を皆殺しにしようとするも剣心たちは生き残り、彼も安慈によって救出される。

その後は安慈と共に警察に出向き、法廷の場で志々雄真実が目指そうとした「弱肉社会の世の必要性」を訴えようとするが、明治政府からは弁明の機会の1度も与えられず、一方的な裏取引の話だけを突きつけられた。
(彼はそもそも歴史の闇の組織の重鎮であったが故、表沙汰になるような事は断固として避けたかったのであろう。明治政府としては)

「自らの大敵に力を媚びる程落ちぶれた日本政府」に失望した彼は、獄中で首をナイフで切り自殺。

その際「志々雄真実の元に向かう」という意味を持った文章を壁に血文字として綴っている。

駒形由美と志々雄との出会い・関係は?

駒形由美とは元吉原の花魁で明治5年(1872)に起こったマリア=ルーズ号の事件で吉原を追われることになります。

マリア=ルーズ号の事件とはペルーの船が修理の為に横浜港に止まっていたが その船には多くの中国人の苦力(クーリー、単純労働者のこと)が乗っており あまりの扱いに海へ逃げイギリスの船に保護される、事情を聞いたイギリスはマリア・ルスを「奴隷船」として日本に中国人の救助を要請 その後(一部省略)日本の外務大臣により マリア号は出港停止になり やむなく中国人を開放しました、しかし船長はその後それを不服として「移民契約」履行請求の訴えをお越し裁判が2回 行われました

マリア=ルーズ号の事件で日本でも娼妓制度があり人身売買が行われていると国際社会で批難されるようになったため、明治政府は体面を保つために72年10月太政官布告を出し、娼妓を解放しています。

「遊女や女芸者は牛馬みたいなもんだから人間社会の借金から解放してやるよ、人の権利もないけど」という酷い定義で、駒形由美はまさにこの波をもろにかぶって、人間/女性の尊厳を奪われた存在でした。

駒形由美の過去はこれしか描かれておらず 志々雄の出会い・仲間になった経緯や関係などは不明です

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