枕草子の覚え方のコツは?語呂合わせで簡単・面白いのは?

スポンサーリンク
当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。
デフォルト 0未分類

枕草子の覚え方のコツは?

『枕草子』は、宮廷生活の体験を随筆風に記したもので、『源氏物語』とともに、国文学で最高の傑作とされる作品

随筆ではなく皇后定子を称える今で言う側近清少納言による「広報誌」ということですが、『枕草子』を簡単に覚えやすい面白い語呂合わせは?

スポンサーリンク

枕草子の覚え方のコツは?語呂合わせで簡単・面白いのは?

枕草子の覚え方のコツは

「とにかく読みまくること」です。

読みまくっていると自然と頭に内容がインプットしてきます。

枕草紙は短いフレーズが続いていますから、なんども 何度も 声を出して読んで御覧なさい。いつの間にか覚えられます。

ただ、暗記テスト対策に以下の穴埋め問題をくり返し解いてみると良いでしょう。

( )は、( )。( )白くなりゆく( )、( )、( )雲の、( )たなびきたる。
( )は、( )。( )は、さらなり。( )もなほ。( )の( )飛び違ひたる、また、ただ( )、( )うち光りて行くも、をかし。( )など( )も、をかし。
( )は、( )。( )のさして、( )いと( )に、( )の、( )へ行くとて、( )、( )など、( )さへ、あはれなり。まいて、( )などの列ねたるが、いと( )見ゆるは、いとをかし。( )、( )、( )など、はたいふべきに( )。
( )は、( )。( )の( )は、いふべきにも( )。( )のいと( )も。また、さらでもいと寒きに、( )など( )、( )もて渡るも、いと( )。( )になりて、( )緩びもていけば、( )の( )も、白き灰がちに( )、( )。

枕草子のの原文

春は曙(あけぼの)
やうやう白くなりゆく
山際(やまぎわ)、すこしあかりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。

夏は夜。
月の頃はさらなり、闇もなほ、
螢(ほたる)飛びちがひたる。
雨など降るも、をかし。

秋は夕暮(ゆうぐれ)。
夕日のさして山端(やまぎわ)
いと近くなりたるに、
烏(からす)の寝所(ねどころ)へ行くとて、
三つ四つ二つなど、
飛び行くさへあはれなり。
まして雁(かり)などのつらねたるが、
いと小さく見ゆる、いとをかし。
日入(ひい)りはてて、
風の音(おと)、蟲の音(ね)など。
(いとあはれなり。)

 冬はつとめて。
雪の降りたるは、いふべきにもあらず。
霜などのいと白きも、
またさらでも いと寒きに、火など急ぎおこして、
炭(すみ)持てわたるも、いとつきづきし。
昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、
炭櫃(すびつ)・火桶(ひおけ)の火も、
白き灰がちになりぬるは わろし。

枕草子のの現代語訳

春は日の出前、空の明るくなる頃がよい。
だんだんしらんでゆくうち、山際の空が少し明るくなって
紫がかった雲が細くたなびいているのがいい。
夏は夜がよい。
月の出ている頃はいうまでもない。
闇夜もやはり、蛍がたくさん乱れ飛んでいるのはいいものだ。
また、ほんの一匹二匹と、かすかに光って飛んでいくのもいいものだ。
雨などが降っている夜も、趣がある。
秋は夕暮れがよい。
夕日がさして山の端にたいそう近くなったころに、
烏がねぐらに行こうとして、三羽四羽・二羽三羽などと
飛び急いでいる様子さえもしみじみとして趣深い。
まして雁などが列をなして飛んでゆくのが、たいそう小さく見えるのは
たいそういいものだ。
日が沈みきって、風の音や、虫の声など(が聞こえてくるのは)、
また、言いようもないくらいだ。
冬は早朝がよい。
雪が降ったときは言いようもなく、霜が真っ白に降りているのも、
またそうでなくても、たいそう寒いときに、火などを急いでおこして
炭を持って通っていくのも、たいそう似つかわしい。
昼になって、寒気がだんだんゆるんでいくと、
火鉢の火が白い灰のようになってしまって感じがよくない。

まとめ:枕草子の覚え方のコツは?語呂合わせで簡単・面白いのは?

枕草子は結局、暗唱で声に出して覚えるしかありません。

ただ、枕草子の内容なら漫画が沢山出てますから気に入った奴を読んでみるのをオススメします。

教科の先生に聞いてみるとオススメの漫画を教えてくれるでしょう。

読んでみると清小納言の性格がよくわかってきます。枕草子の内容って

「私は春は明け方の雰囲気が好きなの!」

みたいな女の子のブログ本っぽい感じなので、性格さえわかっちゃえば、テストで点が取れるようになります。

参考:枕草子の例題

Q.「あけぼの」の意味は次のどれですか。
A1.朝
A2.夕暮れ
A3.明け方

Q.「やうやう」の意味は次のどれですか。
A1.なんとか
A2.だんだんと
A3.絶対に

Q.「あかりて」の意味は次のどれですか。
A1.空けて
A2.明るくなって
A3.あかりがついて

Q.「さらなり」の意味は次のどれですか。
A1.真っさらである
A2.いうまでもない
A3.さらに付け加えて

Q.「なほ」の意味は次のどれですか。
A1.やはり
A2.本気でない
A3.なおざりになる

Q.「近うなりたる」の主語は次のどれですか。
A1.夕日・山の端
A2.山の端・からす
A3.秋・夕日

Q.「はた」の意味は次のどれですか。
A1.また
A2.端
A3.きっと

Q.「つとめて」の意味は次のどれですか。
A1.勤め
A2.早朝
A3.きちんとして

Q.「さらでも」の意味は次のどれですか。
A1.更に
A2.そうでなくても
A3.したがって

Q.「つきづきし」の意味は次のどれですか。
A1.毎月毎月
A2.尽きない
A3.似つかわしい

枕草子で出題されやすいポイント

■山ぎは・山の端
山ぎは・・・空の、山に接する部分
山の端・・・山の、空に接する部分

■紫
古代紫のこと
現在の紫より赤みの濃い色

■月のころ・やみ
月のころ・・・月が見られる時分
       二十日以前の夕方月のある頃

やみ・・・・・月の出ていない時分
       二十日以後の月のでない夜のこと

■飛びちがふ
入り交じり交差して飛ぶこと

■うち光りていくも
「多く飛びちがひたる」もよいが、一つ二つ光っていくもの意

■雨など降るも
「月のころ」「やみ」もよいが蛍さえあれば、雨夜でもよいの意

■「をかし」と「あはれなり」
「をかし」・・・明るく輪郭のはっきりした美しさについて言うことが多く
        感覚的・鑑賞的なとらえ方

「あはれなり」・・・自然や人生に対して感ずるしみじみした詠嘆的な感情

■まいて
「まして」の音便

■音
「おと」・・・大きい音響
「ね」・・・・楽器・鳥虫の鳴き声・人の泣き声

■炭もて渡る
炭を持って通っていくの意

タイトルとURLをコピーしました