松本梨香は兄の他界と病気を乗り越えた声優!

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松本梨香さんといえば、声優としてその名前を知らなかったとしてもポケモンのサトシの声をしていると言われれば、「ポケモン、ゲットだぜ!」の声が脳内再生できるんじゃないでしょうか。

今や日本を代表する声優となった松本梨香さんですが、実はその活躍のきっかけには兄が他界し自分自身も大病を患うという壮絶な背景がありました。

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松本梨香さんの兄が若くして他界

松本梨香さんのお兄さんはもともと体に障害を持っていたようで養護学校に通っていたそうです。

松本梨香さんがまだ子供だった時代といえば、子供の間ですら障碍者に対する差別や偏見が根強いものがあり、お兄さんもいじめの標的となっていたそうですが、
「あんちゃんを守るために自分が盾になる!正義は勝つ!」と松本梨香さんは兄をイジメる子供たちにケンカを仕掛けて返り討ちにしていたそうです。

「自分は、兄が母親のおなかの中に残してきたものを拾ってきて生まれてきたんだ。」という思いを持ち、
兄を自分が養っていこうという思いで松本梨香さんは19歳のときに本格的に舞台をやろうと考えていた矢先、最愛の兄が心筋梗塞で他界してしまいます。

井上ひさしさん主宰こまつ座の舞台公演ツアーの最中に訃報を聞いた松本梨香さんはショックで倒れてしまったほどです。

松本梨香さんのお兄さんの名前や、何歳で亡くなったのかといった年齢については定かではありませんが、松本梨香さんのブログで2009年5月3日に23周忌を迎えていることから、少なくとも1987年に亡くなったようです。

兄の死がきっかけで松本梨香の病気も発覚!

兄の死のショックで倒れたしまった松本梨香さんは、病院で検査を受けると自分でも気づかないうちに病気を患ってることが判明。

病名は明かされていないものの、発見があと1週間遅かったら命にかかわる大病で、お兄さんの死がなければ松本梨香さんが命を落としていたかもしれません。

医師からは「舞台に立ったら死ぬだろうから舞台には立ってはいけない。」とドクターストップがかかり、公演中の舞台も止む無く降板し、即入院

その後、闘病生活はなんと1年に及びび、その間には薬の副作用で耳が聞こえにくくなったこともあるそうです。

それでも早く治さないと女優復帰できない不安で強い薬を使ってもらうように涙ながらに医師に懇願するも、
子供の頃から松本梨香さんのことを娘のように見守ってきた馴染みのある医師だったようで時間をかけて治療をすることにしたそうです。

何とか無事に退院することはできたものの、歌ってもすぐ息が切れて、長時間立っていられないほど体力が落ちていることを痛感し、
さらに病気の再発の可能性があるから舞台に立つことも医師に禁止されてしまいます。

自分に何ができるかなってすごく悩んでいたとき、舞台で共演したことのある名古屋章さんが「お芝居をする場所は舞台だけじゃない。ラジオドラマなどの声の仕事もあるよ」とアドバイスを受け、
同期の山寺宏一さんも「梨香なら出来る」って背中を押してくれましたことから、声優の仕事をしてみることに。

松本梨香さんのお兄さんもアニメ好きだったこともあり、まだフラフラの状態でアニメ『新・おそ松くん』のオーディションを受けに行きます。

崖っぷちで死に物狂いながらもギャグアニメに合いそうなアドリブを入れたところディレクターが気に入って見事に合格。

オーディション原稿に書かれている台詞のオチを変えてしゃべったところ「そんな子ほかにいない、業界にいない感じでおもしろいから活気がつくんじゃないか」
と評価され、1988年の20歳でチョロ松の役で声優デビューを果たします。

松本梨香のプロフィール

名前:松本梨香
出身地:神奈川県横浜市
生年月日:1968年11月30日
年齢:51歳
身長:160cm
血液型:O型
学歴:神奈川県立磯子高等学校
代々木アニメーション学院
職業:声優、女優、歌手
旧芸名:松本利香、松本梨加、江戸家梨香
所属事務所:株式会社Matsurica
趣味:旅行(温泉めぐり)
特技:日本舞踊、絵を描くこと、槍投げ
得意なスポーツ:バレーボール、ハンドボール、水泳、スキー2級

松本梨香さんは大衆演劇の座長・中村雄次郎さんを父親にもち、父親の舞台を見ながら育ちます。

また「芸は身を助ける」という父親の教えで、子供の頃からピアノ・日舞・三味線など習い事を経験し、
高校時代の16歳~18歳では父親の劇団で演劇を学んでいます。

初舞台の日は「お客様の前に立つのがいちばん勉強になるから」と父親に励まされ、
2018年には父親の中村雄次郎さんとともに『親子大賞2018』特別賞を受賞しています。

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