お召し上がりください は二重敬語?ビジネスでは正しくない?

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「お召し上がりください」は敬語として正しい日本語なんでしょうか?

「どうぞ、お召し上がり下さい。」
「お早めにお召し上がりください。」

は二重敬語で間違い?

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お召し上がりください は二重敬語?ビジネスでは正しくない?

「お召し上がりください」はまず結論を書くと、二重敬語ですが、許容されている形と考えられます。

「お召し上がりください」も「召し上がってください」も、どちらも間違いではありません。

「二重敬語」とは、文化審議会の定義によれば、<一つの語について,同じ種類の敬語を二重に使ったものを「二重敬語」という>(「敬語の指針」)です

文科省の「敬語の指針」では、次ぎのように説明しています。
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/hokoku/pdf/keigo_tosin.pdf

二つ(以上)の語をそれぞれ敬語にして,接続助詞「て」でつなげたものは,上で言う「二重敬語」ではない。このようなものを,ここでは「敬語連結」と呼ぶことにする。

例えば,「お読みになっていらっしゃる」は,「読んでいる」の「読む」を「お読みになる」に,「いる」を「いらっしゃる」にしてつなげたものである。つまり,「読む」「いる」という二つの語をそれぞれ別々に敬語(この場合は尊敬語)にしてつなげたものなので,「二重敬語」には当たらず,「敬語連結」に当たる。

「敬語連結」は,多少の冗長感が生じる場合もあるが,個々の敬語の使い方が適切であり,かつ敬語同士の結び付きに意味的な不合理がない限りは,基本的に許容されるものである。


「お召し上がりください」は、尊敬語の「召し上がる」を「お~ください」の形にした二重敬語です。

「来てください」「おいでください」「お越しください」
「食べてください」「お食べください」「召し上がってください」
「読んでください」「お読みください」「ご一読ください」

「お」をつけずに「食べください」「読みください」ということはありません。

最近では文中の他の敬語とバランスをとる意味で、単語の頭に「お」や「ご」をつける丁寧な表現が多用されています。

☆文化庁『敬語の指針』
【習慣として定着している二重敬語の例】
・ 尊敬語) お召し上がりになる,お見えになる 。
・ 謙譲語Ⅰ)お伺いする,お伺いいたす,お伺い申し上げる。

ただし、「敬語の指針」では「召し上がる」を「お?になる」の形にした「お召し上がりになる」を「習慣として定着している」形として許容しています。
ここから類推すると、「お召し上がりください」も「習慣として定着している」形と考えてよいでしょう。

ここで考え方は2つに分かれます。

1)あくまで許容なので使わない
いくら許容されていても二重敬語なので「お召し上がりください」は使うべきではない……と考えるなら、「召し上がってください」あたりを使うのが無難でしょう。

2)「召し上がってください」では敬度不足なので「お召し上がりください」を使う
多少クドい表現(「許容されている二重敬語」も)が一般的になると、本来は何も問題のない敬語が敬度不足に感じられることがあります。「召し上がってください」もその例でしょう。
「お召し上がりください」を使っている人には「召し上がってください」は敬度不足に感じられるはずです。そう考えるなら、「お召し上がりください」を使うほうが無難でしょう。

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