windows updateのkb5004945不具合?ESET導入環境でBSoD(ブルースクリーン)

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2021年7月7日、MicrosoftはWindows10向けのwindows updateを配信。

主に『PrintNightmare』(CVE-2021-34527)の脆弱性に対する更新プログラムとなっていますが、一部環境でBSoDが発生するなどの不具合が出ていると報告されています。

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windows updateのkb5004945不具合?ESET導入環境でBSoD(ブルースクリーン)

Windowsの印刷スプーラーの脆弱性「PrintNightmare」を修正するパッチとしてKB5004945が配布されました。

配布された修正パッチの一部は以下で、修正パッチの全リストは公式ページから参照可能。

・Windows 10(バージョン21H1、バージョン20H1、バージョン2004):KB5004945
・Windows 10(バージョン1909):KB5004946
・Windows 10(バージョン1809)およびWindows Server 2019:KB5004947
・Windows 10(バージョン1803):KB5004949
・Windows 10(バージョン1507):KB5004950
・Windows 8.1およびWindowsServer 2012:月次ロールアップKB5004954/セキュリティのみKB5004958
・Windows 7 SP1およびWindowsServer 2008 R2 SP1:月次ロールアップKB5004953/セキュリティのみKB5004951
・Windows Server 2008 SP2:月次ロールアップKB5004955/セキュリティのみKB5004959

しかし、KB5004955をインストール後、印刷スプーラーサービスに影響していて、印刷ジョブが印刷されずに消えてしまうといった報告が寄せられています。

引用:https://www.windowslatest.com/2021/07/09/windows-10-kb5004945-is-causing-major-issues-for-some-users/
緊急のWindows Updateを適用した後、ユーザーがZebraおよびその他のプリンターを使って印刷できなくなっています。このバグは、ゼブラ社製プリンタに限定されたものではなく、複数のプリンタブランドにも影響を与えていることがユーザーから確認されています。このバグはPrint Spoolerサービスに影響を与えているようで、印刷ジョブが印刷されずに消えてしまいます。

↑和訳

KB5004945では脆弱性が解消されていないこと、ZebraプリンタでBSODや問題が発生していることの両方が報告されています。

今のところ、#PrintnightmareのRCE側を止めるために、少なくとも「Print Spoolerによるクライアント接続の許可」を無効にすることを検討した方が良いでしょう。

問題を回避する方法としてはKB5004945をアンインストールするやり方があります。

Windows Updateの「更新履歴の表示」から、KB5004945を探してアンインストールします。

またはPowerShellプロンプトを管理者権限で開き、以下のコマンドを実行します。

wusa /uninstall /kb:5004945 /promptrestart

ただしKB5004945をアンインストールすると、PrintNightmare脆弱性に対して無防備になってしまうため、印刷スプーラーを無効化しておく必要があります。

■印刷スプーラーを手動で停止して起動する方法
[スタート]ボタンをクリックし、[ファイル名を指定して実行]を選択します。
コマンド プロンプトで、net stop spoolerと入力することで印刷スプーラーを停止できます。

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