永山絢斗さんはテレビドラマ『おじいさん先生』でデビューすると映画『ソフトボーイ』で初主演し日本アカデミー賞の新人俳優賞などを受賞している俳優。
2024年1月より放送予定のNHK大河ドラマ『光る君へ』には藤原隆家の役で出演が決まっていました。
藤原隆家を演じる永山絢斗さんの代役は誰になるんでしょうか?
藤原隆家(光る君へ)の代役は誰?永山絢斗の逮捕(大麻)・降板
『光る君へ』で藤原隆家役・永山絢斗、2度目の大河出演「最後まで強い気持ちで参加したい」
2024年1月より、吉高由里子主演で放送される大河ドラマ『光る君へ』。新たなキャストとして5月23日、藤原隆家役を演じる永山絢斗の出演が発表された。
平安時代の女流作家・紫式部(吉高由里子)の人生を軸に、彼女が生み出した『源氏物語』や、キーパーソン・藤原道長(柄本佑)とのかかわりを描く同作。今回、永山が演じる藤原隆家は、道長の甥で権力争いに身を投じていく青年という役どころだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/76dc7638b909468af54cfb9e4197be2260b87edc
永山絢斗さんは2024年1月より放送予定のNHK大河ドラマ『光る君へ』には藤原隆家の役で出演が決まっていました。
しかし東京都目黒区内の自宅マンションで大麻を所持したとして大麻取締法違反の疑いで逮捕。
大河ドラマ『光る君へ』の降板は必至とみられますが、気になるのはやはり代役。
永山絢斗さんの代役として、顔立ちや演技力が似ている俳優を考えると、
町田啓太
賀来賢人
佐野岳
といった当たりかもしれません。
町田啓太
生年月日:1990年7月4日
年齢:32歳
出身地:群馬県吾妻郡東吾妻町
身長:181cm
活動期間:2010年~
事務所:LDH JAPAN
応募者2000人のオーディションで勝ち抜き、劇団EXILEのメンバー入り。
賀来賢人
生年月日:1989年7月3日
年齢:33歳
出身地:東京都
身長:178cm
活動期間:2007年~
事務所:アミューズ
2014年にNHK朝ドラ「花子とアン」で主人公の弟役を演じ、永山絢斗さんとは映画「ソフトボーイ」で共演。
以来、仲が良いらしく、名前や年齢まで同じです。
佐野岳
生年月日:1992年4月3日
年齢:31歳
出身地:愛知県一宮市
身長:170cm
活動期間:2012年~
事務所:エヴァーグリーン・エンターテインメント
ドラマ「仮面ライダー鎧武/ガイム」や映画「『また必ず会おう』と誰もが言った。」などに出演。
バラエティ番組「究極の男は誰だ!?最強スポーツ男子頂上決戦」では3度も優勝
永山絢斗の藤原隆家(光る君へ)とは?
藤原隆家は979年に藤原道隆という人物の四男として生まれました。藤原道隆は藤原道長の兄であり、姉には藤原定子という人物がいます。定子は清少納言という著名な作家の仕える女性でした。そのため、彼女の著書である枕草子には、若かりし頃の隆家が何度も登場しています。
995年、17歳の隆家は中納言という高い地位につき、藤原一族の名に恥じない上品な人生が保証されていました。一方で、彼はかなり有名な問題児でもありました。現在の言葉で言えば、思春期の若者や不良といった存在だったかもしれません。
996年、隆家と兄の伊周の従者が花山法皇に矢を放つという事件が起こりました。この罪により、隆家は出雲に左遷されました。この事件は「長徳の変」と呼ばれています。藤原道隆(隆家の父)が亡くなり、道長と伊周の間で後継者争いが起こった背景があります。
しかし、997年になると、隆家はなんとか京都に戻り、政務に復帰しました。
そして、時は流れて1012年、隆家は目の病気にかかり、名医がいると評判の九州へ向かうことになります。この時、隆家が九州に滞在していた間に、刀伊の入寇と呼ばれる事件が起きました。
1019年、刀伊と呼ばれる集団が壱岐・対馬を襲撃し、筑前国に侵攻してきました。刀伊は満州族と呼ばれる民族で、約3,000人の彼らが九州に侵攻しました。壱岐・対馬では約400人の民衆が犠牲になり、さらに1,200人以上が奴隷として連れ去られました。その結果、壱岐・対馬にはほとんど人が住まなくなりました。刀伊は九州本土に上陸し、博多湾への侵入を始めました。
この危機に対し、藤原隆家が徹底抗戦を挑みました。当時、隆家は九州を治める役職に就任していたため、朝廷の指示を待たずに刀伊の襲撃に対応しました。隆家は九州の武士団や海賊衆を緊急招集し、刀伊に対して徹底的な抵抗を行いました。70歳を超える老将である大蔵種材も参戦し、隆家と共に軍を指揮し、奮戦しました。当時の70歳は現代で言えば90?100歳くらいの年齢に相当します。このような状況で高齢者まで動員されるほど危機的な状況でした。
藤原隆家や大蔵種材らの防戦により、刀伊は最終的に撤退し、日本軍は勝利しました。刀伊の侵攻後、藤原隆家という武闘派の存在が偶然にも九州にいたことで、国難を乗り越えることができました。
しかし、朝廷の反応は分かれました。一部では「隆家が独断で行動したため、恩賞は不要」とする意見がありました。一方で、「多くの犠牲者を撃退した隆家には恩賞を与えなければ、将来戦う者が現れなくなる」という意見もありました。
藤原公任という有名な歌人は前者の意見を支持し、藤原実資という人物は後者の意見を持っていました。最終的には後者の意見が採用され、隆家や地元の武士団には恩賞が与えられることとなりました。指示を待つべきか否かという判断は、現代でも仕事などでよく直面する問題です。
とにかく、平安時代中期は平安貴族がのんびりと過ごしている印象が強い時代でしたが、外敵の侵攻によって日本は危機に直面しました。もしも武闘派の藤原隆家が九州に赴任していなかったら、被害はさらに拡大していた可能性があります。
刀伊の入寇は、規模こそ異なりますが、後の元寇(蒙古襲来)と同様に国家的な危機であり、その危機を撃退した藤原隆家は、より評価されるべき人物であると言えます。
まとめ:藤原隆家(光る君へ)の代役は誰?永山絢斗の逮捕(大麻)・降板
永山絢斗さんと同じく大麻で逮捕された伊勢谷友介さんのケースだと、出演シーンが軒並みカットもしくは脚本の書き換えとなったようです。
■映画「るろうに剣心」
四乃森蒼紫役で出演していましたが、逮捕後の映画の続編では四乃森蒼紫は登場しませんでした。
■映画「翔んで埼玉」
映画「翔んで埼玉」の続編「翔んで埼玉2」が予定されていますが、伊勢谷友介さんが出演するのかどうかは現時点では不明です。