羊の皮を被った狼の由来・類語は?

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「羊の皮を被った狼」の由来・語源は?

「羊の皮を被った狼」と似た意味を持つ類語にはどんなものがあるんでしょうか?

羊の皮を被った狼と言われる車とは?

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羊の皮を被った狼の由来なぜ車?

「羊の皮を被った狼」は、聖書の「マタイによる福音書」の7章15節にある言葉です。

■原文
預言者を警戒せよ。彼らは、羊の衣を着てあなたがたのところに来るが、その内側は強欲なおおかみである。

あなたがたは、その実によって彼らを見わけるであろう。茨からぶどうを、あざみからいちじくを集る者があろうか

■現代語訳
「偽預言者に気をつけなさい。彼らは羊の皮を着て近づいてきますが、その内側は貪欲な狼です。」

a wolf in sheep’s clothing の直訳で、意味は「温良を装った悪者, 偽善者, 腹黒い人」だそうです。

この言葉は、一見善人のように見える人が、実は悪人である可能性があることを警告しています。

羊は、優しく、おとなしい動物です。一方、狼は、兇暴で、人を襲う動物です。

羊の皮を被った狼とは、一見羊のように優しく、おとなしそうに見える人が、実は狼のように兇暴で、人を襲う人のことを言います。

羊の皮を被った狼の類語は?

「虚勢を張る」
「隠れ蓑を着た狸」
「仮面を被った人」
「本性を隠す」
「表裏がある」
「言葉巧みに騙す」

これらの言葉は、すべて、一見善人のように見えるが、実は悪人である人を意味します。

四字熟語で言えば、

「笑面夜叉」(しょうめんやしゃ)と読みます。
笑顔で優しそうに見せ心中は悪い事を企てている事、という意味です。

「口蜜腹剣」(こうみつふくけん)と読みます。
甘い言葉を掛けつつもその心中は悪意で満たされている事、という意味です。
「綿裏包針」(めんりほうしん)
「笑裏蔵刀」(しょうりぞうとう)
と同義です。

まとめ:羊の皮を被った狼の由来・類語は?

新約聖書(マタイ伝)で、偽善者に騙されないよう注意しなさい、という文脈に出てくるそうです。

英語では、 wolf in sheep’s clothing (または wolf in lamb’s skin )という言い回しになります。

『偽預言者を警戒しなさい。彼らは羊の皮を身にまとってあなたがたのところに来るが、その内側は貪欲な狼である。(マタイ7;15)』 ――なお、聖書では“心迷える人間たち”を「羊」に譬えています。

また ヨーロッパの文章では昔から、「羊」を大人しく従順な弱者、「狼」を乱暴な狼藉者の比喩として よく使っています。

羊=従順で無垢、狼=狡賢く凶暴、欧米ではこんなイメージだと思います。

聖書では羊飼いがよくでてきますが、家畜を襲う狼は天敵ですから。イソップ童話などを読んでも狼は悪役ですね。

「羊の皮をかぶった狼」の成句も、古くから しばしば用いられてきました。

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