エルピスwiki|意味は?由来・語源は?

スポンサーリンク
当サイトはアフィリエイト広告を使用しています。
デフォルト 0未分類

エルピスの意味は?

長澤まさみさんの主演ドラマ「エルピス―希望、あるいは災い―」のタイトルともなっていますが、エルピスの由来・語源は?

スポンサーリンク

エルピスwiki|意味は?由来・語源は?

エルピス(Elpis)とは、古代ギリシャ神話で希望の精霊です。彼女は若い女性として描かれ、通常は手に 花や宝庫を持っています。

エルピスのエピソードが出てくるのはヘーシオドスが紀元前700年頃に書いた828節からなる古代ギリシアの詩「仕事と日(Works and Days、エルガ・カイ・ヘーメライ)」

エルピスはおそらくギリシア神話に登場する原初の神で夜の女神・ニクス(Nyx)の子供であり、名声、名声、噂の女神であるフェメーの母です。

中からさまざまな災厄が飛び出したと伝えられる「パンドラの箱(壺)」に唯一残されていたものとされ、良きことの予測として「希望」、悪しきことや災いの予測として「予兆・予見」とも訳されます。

パンドラは人類最初の女性とされており、神々によって作られ人類の災いとして地上に送り込まれました。

ヘシオドスは、なぜ希望 ( elpis ) が壷の中に残っていたかについては述べていません。エルピスが壷に残っていることの意味は、古代でも激しい議論の対象となっています。

英語圏ではエルピスは「Hope」(希望)と呼ばれていますが、古典ギリシャ語のエルピスは、「予兆」とも「期待」とも「希望」とも訳されています。

「エルピス」を「希望」とする説では、数多くの災厄が出てきたが、最後に希望が出て来たので人間は絶望しないで生きる事が出来るとされている。

特に『イソップ風寓話集』を記したバブリオスの物語は「実際の幸福は逃げ去ったが、いつかは幸福が手に入るという希望が残っている」と解釈することができる内容となっています。

希望が甕(かめ)の外に出ず、中に閉じ込められたままでは機能しないのではないかという点に関しては、「希望が人間の手元に残った」という解釈が一般的である。

甕(かめ)には穀物やオリーブ油といった善いものを貯蔵する器のイメージと、悪いものを閉じ込める牢獄のイメージがあり、ヘーシオドスはそれらのイメージを同時に使っていると考えられている。

また、甕(かめ)に災厄が詰まっていたことから、「エルピス」も悪いものだとする解釈もある。

災厄は辛いものだが、それが襲い来ることを予め知るのは最も辛いことだとして、エルピスを「予知、悪いことの予期」と解するのである。

ただし、「エルピス」という言葉は善いものを予期する際に使われることの方が多い

タイトルとURLをコピーしました