一本締め,三本締めやり方(使い分け)は?万歳三唱の挨拶や三三七拍子(一丁締め)使い方は?

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忘年会・新年会や歓迎会や送迎会など、
締めの挨拶として手締めと呼ばれる儀式をすることがあります。

手締めには一本締めや三本締め、
もしくは関東一本締め(一丁締め)といった種類があり、
厳密に考えるとTPOによって使い分けなければいけません。

たとえば友達同士とか仲の良い同期や同僚、
先輩で集まっただけの飲み会であれば、
手締めは一本締めで構いません。

それに対して、会社の公式行事としての忘年会や新年会のような場合、
一本締めではなくて三本締めにするのが良いでしょう。

正式な手締めは三本締めとされていて、
一本締めは三本締めを簡略化したものとされているからです。

さらに関東一本締め(一丁締め)は、
一本締めを簡略化したものです。

とりあえずその場を収めたいという場合には、
関東一本締め(一丁締め)を選べばOKです。

■三本締め(手締め)とは?

三本締めは、代表者の「みなさん、お手を拝借」という挨拶と共に、

「いよーっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

「よっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

「もう一丁!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

と、皆でそろって手拍子をする手締めの儀式の一つです

結婚式などのお祝いの席だったり、
忘年会・新年会、誰かの昇進・栄転祝いなど、
日本では様々な場面で手締めが行われる慣習があります。

株主総会などの終わりにも手締めが行われることが多いですが、
手締めの由来をたどっていくと、西暦八世紀にまとめられた
古事記にも記述があるそうです。

古事記にはいくつかの物語がまとめられていますが、
『国譲り神話』という話の中で

「天照大神から出雲の国を譲るように言われた大国主命(おおくにぬしのみこと)が
 長男の事大主神(ことしろのみこと)に返答を求めた所、柏手を打って承知した」

という一節があります。

柏手を打つことで物事が落着したことから、

柏手を打つ→手を打つ→手締め

という風に変化をしていったという説が一般的です。

現代では「承知・和解・取引の成立や物事の成就」という意味を込めて
手締めが行われるようになりました。

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

と、なぜ3拍x3回で合計で9回の手拍子をするのかというと、
ちょっとした洒落からきています。

9を漢数字にすると「九」になりますが、
最後に1拍加えると、「九」に点が打たれて「丸」になります。

「すべてが丸く収まる」という願掛けをしているわけです。

そして、手締めの中でも正式な手締めのやり方とされているのが三本締めで、
三本締めの由来は舞台挨拶からきているようです。

舞台の終演時、舞台上から役者さんは
「三方礼」といって全ての人に礼を尽くすために
上手、下手、真ん中の三方向に向かってそれぞれ挨拶をします。

さらに3拍x3回を3回繰り返すのは、

1回目はその会の主催者
2回目は来賓や来客
3回目はその会自体、または主席出来なかった人向け

という意味を込めているそうです。

・手締めと手打ちはほぼ同じ意味

手締めの前には「いよ~!」っと発声をしますが、
「祝おう!」が転じたものとされています。

地域によっては(主に関西以西)では、
手締めとは言わずに手打ちと言うところもありますが、
手締めのやり方も意味もほとんど変わりはありません。

もともとは江戸時代までは関東でも手打ちと言われていて、
行事を取り仕切った人が、その行事が無事に終了したことを
協力者に感謝するために行われていたそうです。

けれども手打ちが「手討ち」に通ずるということで、
手締めに変わったとされています。

■一本締めとは三本締めの略式

一本締めとは、

「いよーっ!」

「パパパン、パパパン、パパパン、パン!」

と、3回繰り返さずに1回で終わる手締めです。

本来ならば3回やるべきところを1回で済ませるため、
公式な場ではなく、フランクな飲み会や宴席で行われるものとされています。

来賓などが酸化していない、内輪の関係者だけとか、
プライベートな宴会では、とりあえず一本締めをして、
その場を収めるのが一般的じゃないでしょうか。

・一丁締め(関東一本締め)は拍手1回のみ

一丁締めと誤解されやすいモノとして
関東一本締めというのがあります。

関東一本締めは一丁締めとも呼ばれ、

「いよーっ!」

「パン!」

といった感じで手拍子を1回しか行いません。

東京近郊で「一本締め」と言われると、
一丁締めのことを指すことも多いので、
手拍子は1回なのか9回なのか?
先輩や上司にあらかじめ確認しておくと良いでしょう。

■一本締め・三本締めなど手締めの地域性

大勢が集まる忘年会などで、お店の中で三本締めをするとなると、
かなりの音量になるため、周囲への配慮をする意味で、
一丁締めでしめることもあります。

また、

大坂締め(大坂手打ち、上方手打ち)

「うちま~しょう」パン、パン
「もひとつせ」 パン、パン
「祝うて三度」パパン、パン

博多手一本

「よー」 シャン シャン
「まひとつしょ」 シャン シャン
「祝うて三度」 シャシャン シャン

※博多祇園山笠や後日異議を唱えないという合意の表明として、
 福岡証券取引所の大発会・大納会で行われます。

伊達の一本締め
「よー」 パパパン
「よー」 パン

など地域ごとに独特な手締めの方法があります。

東京でも浅草神社の三社祭(さんじゃまつり)という例大祭では、
土師中知、檜前浜成、檜前竹成の3つの神様を祭っていることから、
3人の神の前で誓う・願うということから3回手を打ちます。

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