カムイサウルス展示場所(実物,骨格標本)はどこ?復元図(イラスト)や発見者・発掘場所は?

恐竜やアンモナイトの化石が多数発掘されることで有名な、
北海道のむかわ町で「カムイサウルス・ジャポニクス」が新属新種として学名授与されました。

国内では8例目で、2019年7月から東京都内の国立科学博物館で展示されています。

カムイサウルス展示場所(実物,骨格標本)はどこ?

カムイサウルス展示場所は、

  • 国立科学博物館(東京・上野)
  • むかわ町立穂別博物館(北海道)

の2か所があります。

の国立科学博物館では全身復元骨格と複製(レプリカ)が展示されているものの、
「恐竜博2019」という期間限定の特別展となっているため、
2019年10月14日までの公開となっています。

「むかわ町立穂別博物館」で「むかわ竜」として常設展示されていて、
レリーフを展示されています。

「むかわ竜」がカムイサウルス・ジャポニクスが新属新種認定されたのは、
恐竜博士として知られる北海道大学総合博物館の小林快次教授を中心とする
研究グループの成果で、カムイサウルスという命名に関しては、
「日本の恐竜の神」という意味を込めて、アイヌ語で「神」を意味するカムイという言葉を使ったとのこと。

カムイサウルス・ジャポニクスの発見者や発掘場所は?

カムイサウルス・ジャポニクスの第一発見者は堀田良幸さんという方。

地元で有名な化石の愛好家らしく、2003年に
アンモナイトなどが多数発掘されている沢沿いを散歩中に、
崖の中腹で骨化石を発見したとのこと。

散歩というよりもアンモナイトの化石収集が目的だったように感じますね。

カムイサウルス・ジャポニクスの発見場所は、
むかわ町穂別の内陸部にある沢沿いの崖ということですが、
詳細な場所については明らかにされていません。

ただむかわ町に流れる川(沢)を調べてみると、

  • 穂別川
  • サヌシュベ川

などがあり、これらの川の上流ではないかと推測されます。

堀田良幸さんはカムイサウルス・ジャポニクスを発見後、
穂別博物館の館長・櫻井和彦さん知らせたものの
初めは地元でよく発掘される首長竜だと勘違いされなんと7年もの間、
堀田さんの倉庫に眠り続けていたそうです。

カムイサウルス・ジャポニクスの生態は?肉食?草食?

  • 種目:ハドロサウルス科ハドロサウルス亜科エドモントサウルス族
  • 推定体長:8m
  • 推定体重:約4~5.3トン
  • 推定年齢:9歳以上(成体)
  • 生息環境:海岸線

カムイサウルスのハドロサウルス科に近い恐竜には、
ロシアのケルベロサウルスと中国のライヤンゴサウルスの他、
コリトサウルスやパラサウロロフスなどの草食恐竜がいます。

カムイサウルスの化石が発見された地層、約7200万年前の白亜紀のと言えば、
ティラノサウルスやトリケラトプスも同時期に生息していたので、
もしかしたら、ティラノサウルスのような肉食恐竜に捕食されていたかもしれません。

カムイサウルスは細い前脚を持ち、背骨には突起状の骨があり、
前に大きく傾いていることが他の恐竜には見られない特徴とのこと。

頭の骨の形状から、カムイサウルスの頭部には、
とさかがあった可能性があるとみられ、カムイサウルスのお披露目では、
とさかを付け加える記念行事が行われていました。

むかわ町は恐竜の宝庫!カムイサウルスも展示中

むかわ町は全国でも優秀の化石が豊富に採掘できる自治体として有名で、
町役場には「恐竜ワールド戦略室」という特別チームも編成されているほど。

恐竜ワールド戦略室/むかわ町 - 北海道むかわ町公式ウェブサイト
むかわ町公式ウェブサイト

むかわ町ではもともとアンモナイトの化石が数多く出土していて、
今回のカムイサウルスの発見も「散歩の途中」だったように、
歩くそばからアンモナイトの化石を発見できるほど。

1975(昭和50)年にアンモナイト採集中に首長竜化石の骨化石が発見され、
ホベツアラキリュウ(ホッピー)と命名されたことを受けて、
むかわ町を上げて恐竜を使って自治体PRを開始しています。

むかわ町ではカムイサウルスの新種登録に伴い、
費用をクラウドファンディングで工面して発掘された恐竜のレプリカなどを展示する
「町立穂別博物館」新たなレプリカや展示棟を造る計画。

クラウドファンディング返礼品に化石採掘ツアーなどを準備予定で、
町立穂別博物館は北海道地震で来場者が一時は月間300人台にまで落ち込んでいたものの、
2019年7月にはようやく約2500人台まで回復してきたところなので、
一層の来場者増に力を入れた行きたいところでしょうね。

カムイサウルス以外に日本で発見された恐竜

カムイサウルスは日本で8例目となる恐竜の正式登録となりましたが、
これまでに日本で発見された恐竜の中で、
新属新種として学名授与された恐竜は下記のおとり。

  • コシサウルス・カツヤマ (2015年登録)
  • タンバティタニス・アミキティアエ (2014年登録)
  • フクイティタン・ニッポネンシス (2010年登録)
  • アルバロフォサウルス・ヤマグチオロウム (2009年登録)
  • フタバスズキリュウ(2006年登録)※フタバサウルス・スズキイとも呼ぶようです
  • フクイサウルス・テトリエンシス (2003年登録)
  • フクイラプトル・キタダニエンシス(2000年登録)

フクイサウルス、フクイラプトルが発見された福井県では、
1982年(昭和57年)に勝山市でワニ類の全身骨格化石が発見されたことを受けて、
カナダのロイヤル・ティレル古生物学博物館、中国の自貢恐竜博物館と並び、
世界三大恐竜博物館と称される福井県立恐竜博物館がありますね。

福井県立恐竜博物館がオープンしたのは2000年で、
ちょうど、フクイラプトル・キタダニエンシスが学術登録とも重なって話題となりました。

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