「案」本来の意味は?道しるべ?机?#ことば検定

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6月1日の「グッドモーニング」内のクイズ「ことば検定」で出題された問題は「「案」本来の意味は?」でした。

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朝日新聞出版

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答え:「案」本来の意味は?【ことば検定】

青:道しるべ
赤:机
緑:食べて!

答え:机(赤)

令和の時代への国璽と玉璽の継承の儀式とき、白木の机が用意され、そこに国璽と玉璽がおけれたのを見落とさかったのは正解だった。その台は、「案」と紹介されていた。これは、古代中国の様々な「案」である。いずれも座位で用いるので、脚が短い。これが、元の形である。漢王朝が滅び、異民族の征服王朝が勢力を伸ばし、北朝の時代から椅子に腰かける生活様式が普及した結果、隋唐時代には、この「案」の脚が長く伸びてきた。そして、この「案」という机のうえに、天子をはじめ、官僚の裁可を仰ぐ書類を載せるようになった。だから、「案」のうえに国璽、玉璽を載せ、皇位継承を象徴するのは、隋唐王朝の形式を借用しているといえる。かくして、中国では、行政官が司法官を兼ねる伝統があるので、刑事裁判の書類を載せる台として「案」が使われ、結果、「案」というコトバだけで、裁判事件を意味するようになり、清朝では、「案」は刑事事件の「事案」を意味するようになった。ところが、日本では、前向きの「計画案」と「構想案」というPlanの訳語となったため、これが清王朝の末期の中国人の留学生に伝わり、中国では、刑事だけではなく、行政でも、前向きの「案」が使われるようになった。反対二、日本の近代刑法は、中国法を参考にしているため、警察用語として「事案」というコトバが使われるようになった。モノからコトへ、語義が転じた事例である。官僚が「ご案内のとおり」というが、これは審議する権限者に対し、机のうえに配布した資料のお示ししたように」というのが原義である。それが、ガイドと同じように「案内」係と意味が拡張された。

https://blog.goo.ne.jp/toyama0811/e/f168d83b2b8fb8a664422efad90d8eaf

「案」という字は「安心」の「安(アン)」、「安らか」という字の下に「木」と書きます。
この漢字の部首は「うかんむり」ではなく「木へん」。
実は主役は木のほうで、ここではものを置く木製の「机」を表しています。

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