ルロイ修道士(握手)の指クロス・指言葉の意味・効果は?

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井上ひさしさんの『握手』に登場するルロイ修道士は手に障害を抱えている設定。

ルロイ修道士が指言葉で意思を伝えるシーンが多く出てきますが、最後、ルロイ修道士の葬式で『わたしは知らぬ間に、両手の人さし指を交差させ、せわしく打ちつけていた。』のはなぜなんでしょうか?

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ルロイ修道士(握手)の指クロス・指言葉の意味・効果は?

井上ひさしさんの『握手』でルロイ修道士は「両手の人さし指をせわしく交差させ、打ちつける」というしぐさを、「お前は、悪い子だ」というような意味で使っていました。

ルロイ修道士が亡くなって、葬式で身体中が悪い腫瘍の巣になっていたことを聞いた私が知らぬ間に両手の人さし指を交差させ、せわしく打ちつけていたという場面。

このときのわたしの気持ちはルロイ修道士の命を奪った病気に対する怒りとともにわたしが何もできなかったことへのやるせなさを感じているといった描写になるでしょう。

「私」はルロイの死期が近いことを確信していました。そしてその再会が永遠の別れになることを予感していました。そこまでわかっていたのなら、ルロイの病状を気遣うこととはできなかったのか?もっと伝えなければならないことがあったのではなかったか?そういう後悔の念いおそわれたのだとしたら、この指言葉は自分自身に向けられたのものだと考えて良さそうです。

実際に多くの学校では「わたし」はルロイ修道士の病を悟ったのに何も出来なかった悔しさ、後悔を表していると習うことが多いようです。

まとめ:ルロイ修道士(握手)の指クロス・指言葉

「握手」は、井上ひさし著の短編小説で、中学校の国語の教科書にも掲載されています。ルロイ修道士は、この小説に登場する人物の一人です。ルロイ修道士は、カナダ人であり、不幸な子供たちを幸せにするために働いています。彼は、自分が持っているものを全て子供たちに与えることができると信じています。また、彼は自分が持っているものを全て与えた後、自分自身を犠牲にしてでも子供たちを幸せにしようと考えています。

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