斎藤泰臣の「その声は」が忘れられない看護エピソード最優秀賞!仰天ニュースでも紹介

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斎藤泰臣さんは長崎県で働く看護師さんで「忘れられない看護エピソード」というエッセイのコンテストで最優秀賞を受賞しています。

その作品のタイトルが「その声は」というもので、実際にJR長崎線で佐賀県内の自宅に帰る途中のエピソードがモチーフとなっています。

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斎藤泰臣の「その声は」全文

「看護の日」にあたる毎年5月12日には日本看護協会では「忘れられない看護エピソード」の表彰作品が発表されていて、
第10回は応募総数2702作品から看護職部門10作品、一般部門10作品、Nursinng Now賞1作品がそれぞれ選ばれました。

特別審査員の内館牧子さんやゲスト審査員の荻野目洋子さんらによって、
齋藤泰臣さんの「その声は」が最優秀賞を受賞。

齋藤泰臣さんは昨年の第9回で優秀賞を受賞していて2年連続の受賞となりました。
全文はこちら


斎藤泰臣の「その声は」要約

JR長崎線。佐賀県内の自宅へ帰る途中だった。近くに座っていた60代くらいの男女。夫婦だろうか。2人で携帯電話を見つめながら切羽詰まった小声が聞こえてきた。

「病院まで遠いよ。最期の会話になるかもしれない」「そんなことない。間に合う」「電話したほうが良かよ」「いや、人の迷惑になる。駅に着いてからでよかやん」

せかす妻。周囲を気にする夫。列車は音を立て、走り続ける。2人の声も少しずつ大きくなった。

他の乗客も気になるのか、2人に視線を向けていた。息を引き取ろうとしている父親がいて、臨終の場に間に合わない状況にあるということは、その場の誰しもが理解できた。

「意識がなくても耳は聞こえるって。おとうさん、待っとるよ」「列車だから、かけられんやん」

緩和ケア病棟に勤務している齋藤さんは、躊躇しながらも席を立ちかけた時、2人の正面に座っていた女性が声をかけた。「電話、掛けたほういいですよ。」近くの乗客も頷いている。

背中を押された男性が電話を掛ける。「お袋、親父の耳元に携帯電話を置いてくれ」。そして電車内に声が響く。

「親父、親父が一生懸命働いてくれたから、俺たちは腹一杯に飯が食えて、少しもひもじい思いしなかったよ。心配しないでいいから。本当に、本当にありがとう」。苦情を言う者などいもしなかった。2人は何度も乗客に頭を下げながら、目的の駅で降りていった。

言葉にはできない胸の温かさを斎藤さんは感じていた。あの場にいた誰もが、まさに「看護」をしていた。そして誰もが胸の温かさと同様に感じていただろう、「その声は届いている」と。

斎藤泰臣の「その声は」は看護部門での最優秀賞となりましたが、一般部門には大阪府の新田剛志さんの作品「今も元気に出してます」が選出され、こちらもなかなか感動する内容となっています。

斎藤泰臣の「その声は」感想

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