エンジンオイルのma・mbの規格の違いは?

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バイク用のエンジンオイルの規格には、

MA
MA1
MA2
MB

といったものがありますが、規格の違いは?

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エンジンオイルのma・mbの規格の違いは?

バイク特有の構造である「湿式クラッチの有無によるオイルの適合性」をJASOが規格化したものです。

簡単に言うと

MA=滑りを抑えたオイル(せん断安定性に優れるオイル)

MB=良く滑るオイル(バイク版の省燃費オイル)

MB指定の車種にMAのオイルを入れてもフリクションの増加に依り、吹け上りが若干悪くなったり、燃費が若干悪化したりと言った事が考えられますが、大きな影響は有りません

逆にMA指定の車種にMBオイルを入れると、クラッチの滑りなどを発生し走行に影響をきたす事が考えられます

もう少し難しく言うと、MA高摩擦特性のオイル。MB低摩擦特性のオイルです。

摩擦係数試験で湿式クラッチを滑らせる恐れがある低摩擦係数オイルはMB、そうでないオイルがMAとなっています。つまり、湿式クラッチのバイクならMAが最適で、湿式クラッチでないバイクならMBのほうが燃費や消耗度合いが良化するということですね。

湿式クラッチのバイクならMAが最適で、湿式クラッチでないバイクならMBのほうが燃費や消耗度合いが良化するということですね。

わかりやすく言えば、湿式クラッチのバイクならMAのオイルを、大半のスクーターなど乾式クラッチのバイクならMB規格のオイルを使っておけば間違いがないということです。

もちろん、そのエンジンに指定された粘度やグレードのオイルを選ばなければならないという前提に変わりはありませんから、単にMA/MBだけでオイルを選ぶのは良くないことですよ。

バイク用オイルはAPI規格のようにオイルの性能を基準化した規格が存在ませんから、難しいところではありますが

オイルや潤滑剤は本来良く滑った方がいいんですね。これは大抵のバイクにも当てはまります。良く滑る、つまりフリクションが小さい方がパワーもアップ゚し、かつ燃費やレスポンスも良くなります。しかし、一部の湿式多板クラッチ(油に使っているクラッチ)を採用するバイクでは、その多板クラッチや、セルスターターに使われるワンウエイクラッチがオイルで滑ってしまうことがあります。
「過ぎたるは及ばざるは如し」、「良く効くクスリは副作用がある」と例えると語弊があり、少し意味が違いますが、オイルの良い潤滑効果が逆に災いになってしまうことがあり得ます。

その為に摩擦特性(滑り易さ)でオイルを選択する基準を規格としたのが、JASO T903のMA、MBです。その後2006年の改正でMA1とMA2という規格もできたのですが、あまり浸透していません。

カワサキやエルフ(トタルジャパン)のサイトでも「MA=せん断安定性に優れたオイル」と解説されていますが、これは間違いです。
MA・MBともせん断安定性を測る基準のHTHS粘度というのがあるのですが、どちらも2.9mPa・sと同じです。

丁度友人にバイクのオイルに関しての質問を受けたのでここで解説しました。(2010年9月版の後半が私の記述です。)
彼曰く、「オートバイは高回転を多用するので四輪用のオイルでは云々…」という内容でしたが、バイク用だから特に高回転に対応する処方、せん断に強い処方にされているわけではありません。

MA指定ならMAを用いた方が安心ですが、MBを用いても大抵はクラッチは問題ありません。ただ、走行距離が進み、クラッチ板は消耗しているようなら、MAを用いた方が無難でしょう。

なお、JASOとAPI規格は無関係でなく、JASO 旧T903はAPI SE~SL(ILSAC GF-1、GF-2 ACEA A1、A2、A3 CCMC G-4、G-5)の認定、または相当するオイル、T903 2006ではSG~SM(ILSAC GF-1、GF-2、GF-3 ACEA A1/B1、A3/B3、A3/B4、A5/B5、C2、C3)の何れかの認定、または相当するオイルであることが前提条件にあります。
しかし、2輪専用と販売する場合は大人の事情で、あえてAPI規格は省略する場合が多いようです。

ちなみにスズキは純正の殆どがMBですから、あまりMA,MBは気にしなくてもいいでしょう。あまり公的な場では書き難いですが、カ●ワサキならMAを勧めます。

車種を限定的に言うとヤマハのXJR400などはMB指定です。それとは逆に本田のビックシングルでは、カムチェーンテンショナーがMBだと滑る場合があるようです。

スクーターなら殆どの車種でMBや、省燃費規格を通し、かつMA・MBの規格表示がない4輪用オイルを用いても問題ありません。

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