マジョリカタイルとは?意味や歴史は?

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マジョリカタイルとは明治時代後期に乾式成形法によって製造されるようになったタイル。

多彩タイルで金型を使ってチューブライニングやレリーフを施し、鮮やかな色釉をのせることができるので色鮮やかなデザインを施すことができます。

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マジョリカタイルとは?意味は?

マジョリカタイルとは正式な名称ではなく凹凸のレリーフを施した装飾タイルに多彩な色でデザインをしたタイルの通称として使われています

乾式成形法を用い、タイル上に畝(うね)状の線で区域をつくり、異なる色鉛釉を流し込んで多彩色の絵柄が表現されるのが特徴です。

※乾式成形法とは粉末製品の成形方法の一つで、粉末を中皿に充填し、金型でプレスして固める方法の総称。

マジョリカタイルの歴史は?

マジョリカタイルの起源は、19世紀半ばのイギリスにさかのぼります。

イタリアの錫すず釉ゆう色絵陶器マヨリカ焼の技術がヨーロッパ全域に伝わると、イギリスではミントン社、ウェッジウッド社などがヴィクトリアンタイルのなかの色鮮やかなシリーズとして世界各国に輸出したのが始まりとされています。

マジョリカタイルという名前の由来は、このタイルのために開発した色釉を「マジョリカ釉」と命名したことから。

ミントン社、ウェッジウッド社などが「マジョリカ・タイル」という商品名をカタログに載せたことが始まりで、
もともとは、15~16世紀のイタリアやスペインなど地中海沿岸で活発に取引されていたマヨルカ島(マジョルカ島)の錫釉陶器錫釉色絵陶器が起源となっているようです。

日本では明治から大正期にかけてマジョリカタイルが輸入されるようになり当時の洋館を彩るようになります。

さらに慶応4年にドイツから来日した技術者のゴットフリート・ワグネル博士が明治25年に日本で亡くなるまで日本窯業界の発展に尽力。

東京大学理学部で教鞭を執る傍らで新製陶器の研究・試作を始めると、白い素き地じに絵付けしてから釉薬をかける「釉ゆう下か彩さい」という手法を開発。

日本画独特の筆致やぼかし、盛上げ技法などを陶器に表現することに成功し和製マジョリカタイルを誕生させます。

当時としてはマイセン、セーヴルなど限られた製陶所のみが用いた最新の窯業技法を日本で確立し、
高価な輸入タイルに代わって日本国内にどんどん普及していきます。

ワグネルらが開発したタイルは日本では「吾あ妻づま焼(後に旭あさひ焼と改名)」と命名され、
明治23年には渋沢栄一の出資を受けて旭焼製造場を設立すると日本画の絵付けを施した、日本で最初の半乾式圧搾成形白色陶器タイルを製造しています。

和製マジョリカタイルは大正時代初期から昭和10年代にかけて最盛期を迎え、
製造企業は10数社を数え、生産量の7~8割が輸出品として日本政府の財源に大きく貢献したようです。

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タイル自体の歴史は古くエジプトのピラミッドにも使われていたことが確認されています。

マジョリカタイルは金型で花柄など凹凸のレリーフを施した152mm角、10mmの硬質なタイルで実用性はあったものの、
筆で一色ずつ数種類の色釉を載せるなど製造に手間のかかる装飾タイルだったことから戦後はどんどんすたれていきます。

高度成長期に入るとデザイン性よりも機能性重視のシンプルなタイルが求められるようになり、和製マジョリカタイルは日本では製造されなくなってしまいます。

ただタイルはセラミックという分野で、排ガス制御や宇宙ロケットの耐熱用に使われています。

マジョリカタイルの口コミ・評判

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